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【茨城】

「ながら運転」きょう厳罰化 県内5年で6人死亡 県警「取り締まり強化」

スマホなどを注視して運転するのも懲役刑の対象に

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 スマートフォンなどを使用しながら運転する「ながら運転」の罰則強化を盛り込んだ改正道路交通法が、一日から施行される。反則金と違反点数が引き上げられ、罰則も重くなる。県内では死亡事故も発生しており、県警は安全運転を呼び掛けている。 (松村真一郎)

 二〇一六年十月に、愛知県一宮市で当時小学四年生の男児が、スマートフォン向け人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を操作しながら運転していた男のトラックにはねられて死亡する事故をきっかけに、ながら運転が厳罰化された。

 改正道交法では、運転中の携帯電話での通話や、スマホやカーナビの画面を注視する違反「携帯電話使用等(保持)」は、普通車の場合、反則金が従来の六千円から一万八千円へと三倍に引き上げられる。通話や画面の注視によって交通の危険を生じさせる違反「携帯電話使用等(交通の危険)」は、違反点数が二点から六点に変更され、三十日間の免許停止になる。保持、交通の危険ともに、罰則も強化され、保持も懲役刑の対象になった。

 警察庁によると、携帯電話の使用などによる交通事故件数は全国的に増加傾向にあり、二〇一四年の二千百九十二件から、一八年は二千七百九十件に増えた。

 県内の交通事故件数は、一四〜一八年の五年間、約五十〜七十件とほぼ横ばいで推移している。中でも画面の注視が最も多く、一八年八月には、通話中の大型貨物車が軽乗用車に衝突し、軽乗用車の運転手が死亡する事故が発生するなど、五年間で六人が携帯電話の使用が原因の交通事故で亡くなっている。

 県内の取り締まり件数は一六年以降、毎年三万件を超えている。県警交通総務課によると、耳にイヤホンを差し込み、それにつながったマイクで手を使わずに通話できる「ハンズフリー通話」は取り締まりの対象になっていないが、注意が必要だ。通話のために操作して画面を注視すれば、道交法違反になる。また、県道交法施行細則では、安全運転に必要な周囲の音が、イヤホンの使用によって聞こえない状態で運転することを禁止している。

 県警は、ホームページに改正内容を掲載するなどして注意を促している。交通総務課の担当者は「取り締まりを強化していきたい」と話している。

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