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【茨城】

石岡の2病院、再編統合か 3市、医療体制見直し

今泉史彦市長(左)に計画案の報告書を渡す緒方剛会長=石岡市役所で

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 医師不足などの課題を解決するため、石岡、かすみがうら、小美玉の3市の医療体制の見直しが進んでいる。対応策として、3市が設置した医療関係者らでつくる専門委員会が、石岡市医師会病院(石岡市大砂)と石岡第一病院(石岡市東府中)を再編統合し、公立の「(仮称)石岡地域医療センター」を整備する計画案をまとめた。3市は、この案を基に体制を整備していく。(水谷エリナ)

再編統合が検討されている石岡第一病院

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 三市は、市民らから緊急診療の拡充や産科と小児科などを求める声が上がっていることを受け、六月に「石岡地方医療対策カンファレンス」を設置した。

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 石岡市の今泉文彦市長、かすみがうら市の坪井透市長、小美玉市の島田穣一市長、石岡市医師会の柏木史彦会長の四人が委員となり、検討を開始した。

 その上で、具体案をつくるため、医療関係者らによる専門委員会(会長・緒方剛土浦保健所長)を設置。八月から十一月までに四回の会合があり、病院の再編統合を含む計画案をまとめ、十一月二十九日にカンファレンスへ示した。

 計画案によると、三市はいずれも人口十万人当たりの医師数が県平均を下回り、出産できる医療機関が少ない。小児科をはじめ受診や入院の地域受け入れが不十分で、重症の救急患者に対応する三次救急からの回復期にある患者の受け皿も不足している。

 こうした状況を踏まえ、専門委は優先的に取り組む対策として、病院の再編統合と公立化、統合再編する二病院から山王台病院(石岡市東石岡)へ四十病床を再配分することの二点を挙げた。小児科医の確保や産科の新設、訪問医療や訪問看護の充実化なども取り組むべきだとしている。

 具体的には、石岡市医師会病院と石岡第一病院を「(仮称)石岡地域医療センター」として整備することを提案。病床を効率的に稼働でき、回復期病床を増やして三次救急病院からの患者受け入れを強化することなどが可能としている。

 石岡市地域医療対策室によると、病院は石岡第一病院を増築して整備することを検討している。

 十一月二十九日のカンファレンスの会合で、今泉市長は「石岡地域の市民の意見を十分に聞き、反映させた地域医療を完成させる」と話した。

 対策室によると、今後は三市の議会で計画案を説明したり、パブリックコメント(意見公募)を実施したりして、計画案を修正する予定。カンファレンスで協議の上、来年三月までに計画を完成させ、来年度から事業に取り掛かることを目標としている。

医師会病院=いずれも石岡市で

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