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【茨城】

植物や昆虫テーマ ガレの陶芸94作品 笠間で企画展

ガレの独創的な陶芸作品に見入る人たち=笠間市で

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 フランスのアールヌーボーを代表する美術工芸家エミール・ガレ(一八四六〜一九〇四年)の陶芸作品九十四点を集めた企画展「世紀末の煌(きら)めき 昆虫・植物・ジャポニスム ガレの陶芸」が県陶芸美術館(笠間市笠間)で開かれている。ガラス作品で知られるガレの多彩な陶芸世界に触れる貴重な機会だ。三月八日まで。

 ガレは、父から引き継いだガレ商会の経営者兼デザイナーとして活動し、ガラス、木工家具、陶器の三分野で独創的な作品を残した。アールヌーボーは曲線美や華やかな色彩を追究した装飾様式。十九世紀末〜二十世紀初頭の欧州で流行し、その立役者がガレだ。

 陶芸作品に焦点を当てた今回の企画展では、初期から最盛期までの作品を網羅的に紹介している。ガレ作品を特徴付けるモチーフが植物と昆虫。レリーフ状の水仙の装飾が施された花器や、バッタ形の水差しが目を引く。当時流行したジャポニスム(日本趣味)の影響を受けた作品も数多く並び、ガレの飽くなき創造世界が垣間見える。

 二十二日午後一時半には、ガレを研究する美術史家の山根郁信氏の講演会(参加無料)がある。月曜休館(二十四日は開館、翌二十五日休館)。問い合わせは美術館=電0296(70)0011=へ。(佐藤圭)

 

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