東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

夜間や緊急時 対応強化 中央、北署を統合「つくば署」に 

3月2日から業務を始めるつくば署=つくば市学園の森3で

写真

 県警は三月二日、つくば市のつくば中央署とつくば北署を統合し、「つくば署」(学園の森三)を開署する。署員の定員数で、県内二番目の規模となる。つくば署は、市のほぼ中央に位置することから、県警は夜間や初動対応を強化できると説明する。一方、中央署は取り壊される予定で、署があるつくばエクスプレス(TX)つくば駅周辺は空洞化に一層、拍車が掛かりそうだ。 (松村真一郎)

 新設のつくば署は鉄筋コンクリート五階建てで、百八十台分の来庁者用駐車場を含めた敷地面積は約二万平方メートル。TX研究学園駅から北に約二キロの場所に位置する。

 署員の定員は二百六十人で、水戸市の水戸署(定員三百六十人)に次ぐ、県内二番目の規模になる。県警によると、小規模の北署では、夜間の人員が少ないことが課題となっていた。統合することで夜間態勢の人員も増え、緊急時の対応がしやすくなるという。

 新しい署は、市のほぼ中央に位置し、近くに市役所や消防本部があることから、関係機関との連携活動にも期待ができるという。

 総合窓口は一階で、中央署や北署にはなかった女性用の留置場を設けた。大地震などの大規模災害に備え、県内の警察署で初めて、免震構造や警察車両用の給油施設も取り入れた。

 北署は「つくば北警察センター」として、運転免許更新や被害届の受け付けや相談、道路使用許可の一部の申請などの手続きに対応する。取り壊されることになっている中央署の跡地利用は未定としている。

 県警は十七日と二十日に、つくば署長など警察官八十三人らの人事異動を発表。初代のつくば署長には、青山和司警務部参事官兼警務課長を起用した。発令は、二十九日、三月一日、二日、二十三日付。

写真

警務部参事官の青山氏、初代署長

青山和司 つくば署長

写真

 ◆警視

 警務部付(水戸副署長・刑事官事務取扱)藤田誠一▽警務部警務課管理官(警備部国体対策課理事官)白田孝徳▽生活安全部少年課管理官(常総副署長・刑事課長事務取扱)所智幸▽地域部地域課管理官(結城副署長兼警務課長)清水裕行▽地域部通信指令課管理官(神栖副署長)山中二志男▽刑事部捜査第二課管理官(日立副署長)青砥秋夫▽警備部警備課管理官(石岡副署長)遠藤修一郎▽警備部外事課管理官(水戸署地域官)大貫雅雄▽水戸副署長・刑事官事務取扱(警務部警務課管理官兼監察室管理官)堀越悌一▽日立副署長(土浦署地域・交通官兼地域第二課長)吉村隆二▽石岡副署長(土浦署刑事官)岡崎知美▽常総副署長・刑事課長事務取扱(つくば中央署刑事官)薄井和彦▽警務部付(つくば中央署長)谷津成久▽つくば署長(警務部参事官兼警務課長)青山和司▽警務部参事官兼警務課長(ひたちなか署長)青柳信明▽地域部通信指令課管理官(つくば北副署長兼警務課長)本田淳一▽交通部交通指導課交通事故事件捜査室長(つくば中央副署長)柴久喜康将▽交通部運転免許センター首席交通聴聞官(交通部交通指導課交通事故事件捜査室長)田山研二▽つくば副署長(警務部警務課管理官兼つくば署開設準備室長)菅原一記▽ひたちなか署長(警務部付)遠藤丈志

 【昇任】

 水戸署地域官(太田副署長心得兼警務課長)矢嶋豊▽神栖副署長(刑事部鑑識課課長代理)笹本一夫▽土浦署刑事官・刑事第三課長事務取扱(警務部警務課付)田上和昌▽土浦署地域・交通官兼地域第二課長(交通部交通機動隊県西方面隊長)川上栄司▽結城副署長兼警務課長(地域部自動車警ら隊副隊長)飯塚一雄▽境副署長(生活安全部生活安全総務課課長補佐)豊嶋陽一▽つくば署地域・交通官(警務部県民安心センターセンター長補佐)藤川忠興▽つくば署刑事官・刑事第三課長事務取扱(刑事部捜査第一課課長補佐)木内浩二

 【出向】

 警察庁(境副署長)板橋聡

 【兼務】

 警備部国体対策課理事官(警備部国体対策課長)立原達雄

 【兼務解除】

 交通部運転免許センター首席交通聴聞官兼務を解く(交通部運転免許センター運転管理室長兼首席交通聴聞官)石川実

 【退職】

 (つくば北署長)横田昌美

◆駅前の空洞化、防犯 懸念 中央署の閉鎖で

 TXつくば駅から徒歩五分ほどの好立地にあるつくば中央署の周辺では、商業施設などの閉店が相次いでいる。署の閉鎖により街のにぎわいが、さらに失われていくことが懸念される。つくば駅周辺では、商業施設「クレオ」に入居していた西武が二〇一七年二月に閉店。一八年一月には、イオンなど残る店舗も撤退した。そのほか、衣料販売のライトオンが一部機能を都内に移したり、飲食店の閉店も相次いでいる。

 不動産開発会社がクレオを取得し、店舗やオフィス、マンションなどの建設を計画するが、どの程度、活性化につながるかは分からない。

 駅前の防犯対策も心配されている。市学園地区市街地振興室の小林遼平係長は「署は商業施設ではないので、市街地のにぎわい創出に影響があるとは考えていないが、防犯面では、警察と協力して対応したい」と話した。

 その上で、駅前市街地の活性化については、引き続き取り組みを進めていくとして、跡地利用についても「県と連携していきたい」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報