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【囲碁・将棋】

許が逆転で先勝 天元戦第1局

天元戦第1局で井山裕太天元に勝利した許家元八段=11日午後、岐阜市の都ホテル岐阜長良川で

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 囲碁の井山裕太天元(30)=棋聖、本因坊、王座=に許家元八段(21)が挑む第四十五期天元戦五番勝負(中日新聞社主催)の第一局が十一日午前九時、岐阜市の「都ホテル岐阜長良川」で始まり、午後五時二十一分、百七十九手までで黒番の許が中押し勝ちし、タイトル奪取へ好発進した。

 持ち時間各三時間のうち残り時間は両者とも一分。第二局は二十一日、北海道ニセコ町の「いろは」で行われる。

 序盤はじっくりしたペースで進んだ。井山が白34(16八)で右辺に割って入り、許は黒49(13十五)で下辺から勢力を拡大。その後は右上で互いに手堅く打ち合ったが、昼食休憩の直後に井山が白58(9十六)と厳しく打ち込み、本格的な戦いが始まった。

 終盤は左上を生きて地合いに勝る井山ペースでヨセに入ったが、挽回を狙う許は黒123(9五)、125(16二)から上辺を攻撃。井山は白130(16三)、144(7十一)などと守勢に回らざるを得なくなった。最後は互いに秒読みに追われる中での難解な攻防となり、許八段が中央の大石を根こそぎ取って決着した。

 立会人の小県真樹九段(55)は「井山天元の実利と許八段の勢力の戦いだったが、許八段が執念で逆転した。本局にかける井山天元の気合も半端ではなかった。次局も熱戦になるだろう」と話した。

 中日新聞ホームページで対局の模様を紹介している。

◆ずっと苦しかった

 <許家元八段の話> 序盤、気がついたら地に甘くなり自信がなかった。普通にヨセると悪いため、無理気味に大石を取りにいったものの、正しく打たれていたらシノがれていた。ずっと苦しかったので、次は内容の良い碁を打ちたい。

◆勝負どころでまずく

 <井山裕太天元の話> 実戦ははっきり大石が死ぬように自分から打ってしまった。良いシノギがあったかもしれないが、分からなかった。本局は勝負どころでまずいことになったので、その反省点を生かし、次局も精いっぱい打ちたい。

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