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【神奈川】

邦楽に乗せる「和」の心 専修大サークル 川崎で50回目の定期演奏会

演奏会の中盤に登場する「源氏三錣」で集大成を迎える4年生9人

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 和楽器を奏でる専修大学のサークル「三曲研究会」が十月十三日、川崎市多摩区の多摩市民館で五十回目の定期演奏会を開く。箏(こと)、三味線、尺八に太鼓、琵琶も加わり総勢六十人。企画運営や舞台設営、進行から実演まで学生の手づくりの記念演奏会を控え、練習に力が入っている。 (安田栄治)

 専修大は同区にキャンパスがあり、研究会には今、六十一人が所属。入学して初めて和楽器に触れた学生がほとんどだ。一年時から共に練習を積んできただけに、全員が仲間でありライバルでもある。そんな環境が向上心や楽しさを生み、ほとんどが四年間活動を続け、学内では珍しい大所帯のサークルとなっている。

 演奏会はオープニング曲を含めて全十二曲を披露する。最後の舞台となる四年生は九人全員で演奏が二十分を超える「源氏三錣(げんじさんてい)」に挑む。三年生以下とは違う練習場で最後の調整に余念がない。

 四年生代表の川口夏輝さん(箏)は「一年生の時にゼロからスタートし、練習次第でだれがうまくなっていくか手に取るように分かった。ライバルでもあるけれど、みんな友だち以上の仲間という意識がある。四年生の集大成なので三年生たちより大きな拍手をもらえるようにしたい」と意気込んでいる。

 五十回を記念して同研究会OB、OGのプロ二人が学生たちと掛け合って演奏する「住吉」「華」も披露される。最後は二、三年生二十六人の大合奏「邦楽合奏のための疾風怒濤(しっぷうどとう)」で締めくくる。

 尺八のパートリーダー春日恭輔さん(三年)は「横笛の高い音と尺八の低い音との掛け合いを聞いてほしい」。三味線リーダーの鈴木涼子さん(同)は「メインではないけれど、どこで音が入ってくるのかを楽しんでほしい」。箏リーダー飯塚千尋さん(同)は「箏がベースをつくっていくところが多いので、ふとしたときの音の変化に耳を傾けてほしい。四年生はあこがれの先輩で目標としてきたので(競演が)楽しみです」と話し、練習の成果をそれぞれが発揮する。

 開演は午後二時半(開場は同二時)。

 問い合わせは同研究会=電090(6307)2259、電子メールsendai.sankyoku@gmail.com=へ。

 

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