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【神奈川】

対立から希望、川崎を舞台に 12月に演劇「カワサキ ロミオ&ジュリエット」

12月の上演に向け、稽古する出演者たち=10日、川崎市高津区で

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 地域格差や世代間のギャップなどがある現代の「カワサキ」を舞台に、シェークスピア作「ロミオとジュリエット」を脚色して描く演劇が十二月六〜十一日、JR川崎駅西口のラゾーナ川崎プラザソル(川崎市幸区)で上演される。脚色と演出を担当する演出家、Ash(アッシュ)さんは「演劇で川崎の存在感を示したい」と意気込んでいる。 (石川修巳)

 「カワサキ ロミオ&ジュリエット」は、二〇〇六年十月に開館したプラザソルの十二周年記念公演。「これからの演劇人を育て、川崎の文化を育てる公演」と位置づけている。

 Ashさんは、県立川崎高校演劇部の卒業生を中心に一〇年に結成された演劇集団「カワサキアリス」の演出家。昨年は、若手演出家の登竜門とされる「利賀(とが)演劇人コンクール」で優秀演出家賞を受賞した。

 原作のロミオとジュリエットについて、「愛が対立を止めることができるという、悲劇というよりも希望の物語」とAshさん。ヘイトスピーチのほか、同じ市内でも南北で異なる地域事情、世代間のギャップなど、「川崎は現代日本社会の縮図」とみて、この作品で「対立が生む喜劇と悲劇の両側面を描き出したい」と説明している。

 二十人余のキャストを募るオーディションで、知的障害のある女性の出演も決まった。「逆に障害を力にして頑張っている姿が光っていて、今回の作品の世界に是非いてほしいと考えた」という。

 ほかに、公演チラシの制作にも地元のクリエーターチームが参加。Ashさんは「川崎の魅力は雑多さ。ここでしかできないこと、世界に訴求することが必ずできる。私にとっての挑戦です」と話している。

 チケットは全席自由・前売りで、一般は四千円、市内在住・在勤者向けの「川崎割」三千八百円(証明するものが必要)も。問い合わせは、ラゾーナ川崎プラザソル=電044(874)8501=へ。

 

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