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【神奈川】

楽器持たないシンフォニー プロデューサー志望、昭和音楽大の15人 26日、自主企画公演

昭和音大内で自主企画公演のチケットを販売する学生ら=川崎市麻生区の昭和音大で(同大アートマネジメントコース企画制作室提供)

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 音大生が楽器演奏で舞台に立つのではなく、プロの演奏の裏方として企画からチケット販売まで手掛ける公演が二十六日、川崎市麻生区の昭和音楽大学で開かれる。発案から約五カ月を要して公演にこぎつけた学生たちは「たくさんの人に見に来てほしい」と話している。 (安田栄治)

 同大の音楽芸術運営学科アートマネジメントコースの学生は、芸術文化活動のプロデューサーを目指して芸術や舞台制作などを学び、三年時に実践力を養うため自主企画公演に取り組む。

 このコースで学ぶ三年生の渡部瑠菜さんは「営業で学外の方とお目にかかり、『音大なのに楽器はやってないの』と言われたこともあります。私たちはプレーヤーを目指すのではなく、支える側の存在なんです」と話す。

 公演は、同コースの三年女子十五人が、それぞれアイデアを出してプレゼンテーションを行い、三つの内容を決めた。実施日を三つに分け、一つの案につき広報営業、制作、会計の三班に分かれ、それぞれの代表による統括班が全体を束ねながら、出演交渉や広報、営業、チケット販売などを担当。

およそ2カ月かけて制作された公演のチラシ

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 一回目の公演は「スカートと君と〜君の手をひいてつむぐ夜〜」で、同大音楽学部作曲学科を卒業した澤部渡さんのライブ。「スカート」の名前でソロ活動し、作詞作曲を手掛けるほか独特な歌声を披露。ギターなどの楽器も演奏するマルチプレーヤーだ。ロックバンド「スピッツ」のレコーディングにも参加しているという。

 発案者の弘田沙莉さんは「昭和音大にゆかりのある人なので澤部さんを選びました。独特の声を聞いてほしい。テレビドラマの主題歌を歌っている方なので、これをきっかけにスカートを知ってほしい」と話している。

 公演では澤部さんの恩師で同大短期大学部専任講師の森篤史さんのピアノ演奏やチェロ奏者との共演も行われる。十二月に二回目、新年度に三回目の公演を、一回目とは違う内容で企画している。

 公演会場は北校舎五階スタジオリリエ。開演時間は午後六時半(開場同六時)。一般入場料金二千五百円(全席自由)。問い合わせは同大アートマネジメントコース企画制作室=電044(959)5121(午前十時〜午後五時まで)=へ。

 

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