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【神奈川】

よみがえる「明治政界の奥座敷」 大磯町で旧大隈邸など一般公開

旧大隈重信邸の内部=大磯町で

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 かつて八人の首相経験者が邸宅を構え、「明治政界の奥座敷」と呼ばれた大磯町で、国が県や町と協力して整備を進めている「明治記念大磯邸園」のうち、一部区域の一般公開が始まった。十二月二十四日まで。

 明治改元百五十年を記念して公開されたのは、首相を二度経験し、日本初の政党内閣を組織した大隈重信と、外相として不平等条約の改正に尽力した陸奥宗光が暮らした各旧邸内と庭園。初代首相を務めた伊藤博文の旧邸「滄浪閣(そうろうかく)」は外観が見られる。

 大隈邸は、滄浪閣が建てられた翌年の一八九七(明治三十)年に建設された。関東大震災にも耐え、内部はほぼ往時の姿を残している。大隈がよくうたげを開いたといわれる「富士の間」には伊藤の肖像画、大隈の演説を収めたレコードや二人の関連資料、伊藤が明治天皇から下賜され、滄浪閣に組み込まれていた「杉戸絵」が展示されている。

 九四(明治二十七)年築の陸奥邸は関東大震災で傷み、建て替えられた。室内には陸奥の外交回想録や書簡などが飾られている。

 入園無料。邸宅ガイドツアーは事前予約制で現在、来月末までの分を受け付けている。個人枠はほぼ埋まっているが、団体枠との関係で空きも出るという。十二月分は来月一日から予約できる。問い合わせは事前予約窓口=電050(8882)0344=へ。 (吉岡潤)

 

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