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【神奈川】

<トリコロールの風 マリノス・ウオッチング> ルヴァン杯V逃す

準優勝に終わり、表彰式で肩を落とす横浜Mの(左から)伊藤、喜田、中町、扇原の各選手=埼玉スタジアムで

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 逃した魚は大きい−。ルヴァン杯でのマリノスは、しみじみとこの言葉をかみしめているに違いない。

 27日、埼玉スタジアムで行われた湘南ベルマーレとの決勝戦。前半36分に許した1点を最後まで追いつくことができなかった。リーグ戦では随一の得点力を誇り、今や「超攻撃的」とまで形容される攻めは、湘南の献身的な守備を破れなかった。

 前半の45分間は、湘南の「走り倒して勝つ」という厳しいボール保持者へのプレスでパスワークを封じられ、シュート数でも劣った。後半に入って、湘南の足が衰え始めるとペースを握り、相手をゴール前にくぎ付けにするシーンが幾度も。惜しいチャンスも2度や3度ではなかったのだが…。

 選手の意気込みは大きいものがあった。今年1月1日の天皇杯の決勝戦、場所も同じ埼玉スタジアムでC大阪と対戦し、延長戦の末に敗れた。天皇杯は年度が違って昨季の扱いとはいえ、同じ2018年に2度の決勝を戦う。しかも「雪辱」を期して。武者震いをしないほうがおかしい。

 ルヴァン杯を制したのは2001年の1度だけで、17年ぶりのタイトルが懸かっていた。リーグ戦優勝は04年が最後、最も近い優勝が13年の天皇杯で、「名門」復活のノロシを上げるためにもぜひともほしいタイトルだった。

 一方の湘南は、1994年に前身のベルマーレ平塚時代に天皇杯を制して以降、タイトルとは無縁でJ2降格も4度経験している。曹貴裁監督が率いて7年目、圧倒的な走力を背景に「新しい歴史」を築こうと意気込んでいた。

 マリノスの復活Vはならず、カップ戦では史上初となった「神奈川ダービー」は相手に名を成さしめた。

 ただ、今季から指揮を執るポステコグルー監督の下で、守備重視から攻撃重視への新しい戦術をチームとして身に付けてきた。そうしたチームづくりは一朝一夕にはいかない。リーグ戦中盤までは15位、16位とJ2降格が差し迫る順位でうろついていた時期もあった。その順位も11位まで押し上げた。リーグは残り4節。有終の美を飾る戦いをしなくてはなるまい。

 気になるのは、10日ほど前のオーストラリア紙が、ポステコグルー監督が故国のギリシャ代表監督の候補に挙がっていると報じたこと。今季はこのままマリノスで指揮を執るとしても、その後は−。 (財徳健治=スポーツライター)

  【Jリーグ】

■10月5日(H)

横浜M ○2−1● 札 幌

■20日(A)

横浜M ●1−2○ G大阪

【ルヴァン杯】

 ▽準決勝

■10日(A)

横浜M ○2−1● 鹿 島

■14日(H)

横浜M △2−2△ 鹿 島

 ▽決勝

■27日

横浜M ●0−1○ 湘 南

※Hはホーム、Aはアウェー

 

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