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【神奈川】

心の歌 きょう「卒業式」 川崎童謡の会、四半世紀で幕

川崎童謡の会の活動を支えてきた吉井さん(左)ら事務局のメンバー=川崎市高津区で

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 童謡を一緒に歌って触れ合いを育もうと、1993年に結成された市民グループ「川崎童謡の会」(川崎市中原区)が四半世紀に及ぶ活動に幕を下ろす。スタッフも会員も年を重ね、運営の継続が難しくなったためだ。「生きがいだからやめないで」と惜しまれつつ、31日にラストコンサートを開く。 (石川修巳)

 「会は私のエネルギーであり、全部が財産。(終幕は)とてもつらく、悲しい決断でした」。活動を支えてきた吉井龍子(りゅうこ)さん(71)=同区=が万感の思いを込めて語る。

 吉井さんが、わが子の高校卒業式に出席して「仰げば尊し」を口ずさみ、「大きな声で歌うって、とても気持ちいい」と実感したのが始まりだ。その後、新聞で見つけた横浜市緑区の童謡の会に参加。「地元にも会をつくって」との声に背中を押されたという。

 九三年四月の発会に向けて、「こころの歌を一緒に歌いましょう」と参加を呼びかけると、「みんな歌いたい、集いたいという思いで、申し込みが殺到した」と振り返る。「口ずさんでいる人がいたら、つられて口ずさんでしまうのが童謡の魅力。息抜きの場であったり、夫婦共通の趣味だったり、いろんな楽しみ方がある」と吉井さん。

 結成当初から重ねた月一回の定例会は、昨年七月のファイナルコンサートをもって休止。その後は年四回開催する形で再始動したものの、家庭の事情や会場費の値上げなどでスタッフの負担は重く、幕を下ろそうと決めた。

 中高年の女性を中心に、これまでに登録した会員は約三千人。吉井さんは「始めた頃は四十代だった私たちも、今や七十代。準備は手作業だし、荷物を運ぶだけでも大変」と打ち明ける。「やめないで」と惜しむ声にも感謝を込め、みんなで一緒に楽しみながら終幕を飾りたいという。

 三十一日は声楽家の安田祥子(さちこ)さん、田中俊太郎さんなどが出演。締めくくりには「卒業式」と題して、川崎童謡の会が歌い継いできた独自の愛唱歌「ちょっとお耳を」のほか、「故郷(ふるさと)」「遠き山に日は落ちて」などを一緒に歌う。吉井さんは「卒業しても、落ち着いてから同窓会ができたらいいな」と話している。

 ラストコンサートは午後一時半開演。会場は高津区溝口の「ノクティプラザ2」十二階。当日券一般三千五百円(全席自由)。問い合わせは事務局=電044(434)6417=へ。

 

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