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【神奈川】

万雷の拍手 温かく 93年創設「川崎童謡の会」最終公演

四半世紀に及ぶ活動に幕を下ろした川崎童謡の会のラストコンサート=いずれも高津区で

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 童謡を一緒に歌って触れ合いを育む市民グループ「川崎童謡の会」(事務局・中原区)が31日、川崎市高津区でラストコンサートを開き、四半世紀に及んだ活動に幕を下ろした。あまたの惜しむ声を表すように、600席の大ホールは「満員御礼」に。事務局スタッフが「いつかまた…」と再会を誓うと、客席から万雷の拍手が送られた。 (石川修巳)

 「歌の収穫祭 26年間ありがとうございました」。ラストコンサートがあった高津市民館のホール入り口には、そうつづった紙が張り出されていた。

 ずっと活動を支えてきた吉井龍子(りゅうこ)さん(71)は壇上から「最後の事務連絡です」とアナウンスし、十一月末での川崎童謡の会事務局の閉鎖を説明。このコンサートを「卒業式」になぞらえて、「いつかまたパワーができたら、『同窓会コンサート』を開きたい。それまでみなさん、お元気で」と客席に語りかけた。

満席の観客とともに「仰げば尊し」「故郷」などを合唱した

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 会の発足は一九九三年四月。四半世紀に重ねてきた月一回の定例会、コンサートはこの日で二百八十九回を数えた。中高年の女性を中心に、会に参加した会員は市内外の約三千人にも。しかし会の歩みとともに、スタッフも会員も高齢になり、運営の継続が難しくなったという。

 この日は、声楽家の安田祥子(さちこ)さんや田中俊太郎さん、金山京介さんらが出演。川崎童謡の会が歌い継いできた独自の愛唱歌「ちょっとお耳を」のほか、「仰げば尊し」「遠き山に日は落ちて」などを観客も一緒に歌って、コンサートを締めくくった。

 来場した鈴木美代子さん(84)、佐味喜美(さみきみ)さん(78)=ともに幸区=は「懐かしい歌ばかり。同窓会にもぜひ参加したい」と話していた。

 

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