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【神奈川】

戦前、芸者派遣の事務所 「旧井土ケ谷見番」が横浜市歴史的建造物に

町内会館の前で認定証を手にほほ笑む佐々木さん(左から2人目)ら=横浜市南区で

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 戦前に芸者を派遣する芸妓(げいぎ)組合の事務所だった「井土ケ谷上町第一町内会館(旧井土ケ谷見番)」(横浜市南区)が、市の歴史的建造物に認定された。井土ケ谷地域が、かつて花街として栄えていた歴史を示すもので、町内会は来年秋に復元工事を実施し、外観を創建当時の姿に近づける。

 市都市デザイン室によると、会館は一九三七年に建てられた。木造二階建てで、玄関部の入り母屋屋根の車寄せは当時のまま。踊りの練習場だった二階は天井が高く、格子状に木を組み上げた「格天井(ごうてんじょう)」になっている。

 五八年から警察寮となり、七六年に町内会が県から取得して現在も町内会館として使っている。復元工事では金属製のトタン板に改変された外壁を取り外し、燃えにくい素材を使って耐火性を高める。耐震工事も行う。

 市から認定証を受け取った町内会長の佐々木哲夫さん(66)は「市から価値を認められ、とてもうれしく光栄に思っている。さらに良い町内会館にして、街のシンボルにしたい」と語った。事前連絡すれば見学もできる。問い合わせは佐々木さん=電045(741)3921=へ。 (加藤益丈)

 

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