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【神奈川】

浮島埋立事業所に太陽光パネル 企業が売電、川崎市に使用料

屋上部分が貸し出される浮島埋立事業所(右奥、市提供)

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 川崎市は、川崎区浮島町の浮島埋立事業所の屋上部分を民間企業に貸し出し、太陽光発電パネルを設置してもらうモデル事業を行う。市は企業から屋上の使用料を受け取り、企業は発電した電気を売って収入にする。 (大平樹)

 こうした「屋根貸し」と呼ばれる手法は、公有資産の有効活用と太陽光発電の普及に向けて県などが取り組んでいるが、市が実施するのは初めて。

 市地球環境推進室によると、参加企業を募集したところ四社の応募があった。事業計画の比較やヒアリングなどを経て、十月三十日に横浜市南区の太陽住建を選んだ。同社は、他社に比べて設備が軽く、風にも強いことや、設置工事に障害者らを活用することなどが選定理由になった。

 市は屋上約五百平方メートルを二十年間同社に貸し、使用料計約二百万円を受け取る。同社は来年二月、一般家庭十五軒分に相当する出力六十キロワットの太陽光発電パネルを設置。発電を始める予定。売電するだけでなく、災害時などには浮島事業所に電力を供給する。市の担当者は「今回はモデル事業として実施する。他の施設にも広げていきたい」と話した。

 同社は県内の民間施設の屋根を借りて太陽光発電パネルを設置してきた。今回のような公的施設は、低層で屋上に転落防止の柵が設置されているものが多く、障害者が設置工事に携わりやすいという。

 会長の河原英信さん(55)は「電力消費地の都市部で再生エネルギーの太陽光発電を進めることに意義がある。都市部は土地の値段は高いが、使われていない建物の屋根は多い」と語り、パネル設置を進める意向を示した。

 

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