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【神奈川】

書物でたどる鎌倉時代150年 文学館で特別展 来月9日まで

鎌倉時代の書物から現代作品までが並ぶ特別展=鎌倉市の鎌倉文学館で

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 鎌倉時代の約百五十年間を当時の書物や後世の文学作品などでたどる特別展「鎌倉時代を読む−古典から現代作品まで」が、鎌倉市長谷一の鎌倉文学館で開かれている。鎌倉幕府の記録文書「吾妻鏡」の版本や、新たに同館の収蔵資料に加わった作家永井路子さんの直筆原稿など約八十点が並ぶ。十二月九日まで。 (北爪三記)

 展示は、一一八〇(治承四)年四月に後白河天皇の第三皇子の以仁王(もちひとおう)が、源頼朝ら各地の源氏に平家追討の令旨(りょうじ)(命令書)を出したことを記した「吾妻鏡」の冒頭の紹介から始まる。永井さんの小説「北条政子」の原稿や、永井さんが作品執筆のため、吾妻鏡の一部を万年筆で抜き書きした文字でびっしりと埋まったノートも並ぶ。

 三代将軍で歌人の源実朝の歌集「金槐和歌集」の版本や、実朝に着目した太宰治の小説「右大臣実朝」、渋沢龍彦の小説「ダイダロス」の原稿もある。同館の担当者は「鎌倉時代を扱った作品は多く、歌舞伎などの題材にもなっている。当時、書かれたものから後の時代のものまで、いろんな角度から鎌倉時代を見られると思う」と話す。

 期間中、二十六日と十二月三日は休館。入館料は一般四百円、小中学生二百円。今月十六日には前田雅之・明星大教授が「鎌倉の政事・宗教・古典」、二十日には中川博夫・鶴見大教授が「中世鎌倉歌壇の人と歌」と題して話す講座がある。いずれも午後二時からで参加無料。申し込み締め切りは、それぞれ六日と八日。

 問い合わせは同館=電0467(23)3911=へ。

 

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