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【神奈川】

核兵器、あっちゃイケナイ! ビキニ実験パネル展 三浦市三崎中、9日まで公開

核実験の被害を伝えるパネルを見る生徒ら=三浦市の三崎中学校で

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 太平洋戦争後から一九五〇年代後半にかけて、米国が南太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で繰り返した水爆実験の被害を伝えるパネル展「あっちゃイケナイ核兵器」が、三浦市立三崎中学校で開かれている。故郷を追われた島民の姿や怒りなどを紹介するパネル十枚を玄関口に並べ、九日まで午前九時〜午後三時に一般公開している。

 日本では、遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくした五四年の水爆実験が広く知られる。乗組員一人が死亡したほか、他の漁船でも放射能に汚染された魚が見つかり、「ビキニ事件」と呼ばれる騒動になった。マグロの水揚げ量が多かった同市にも多大な影響を与えたが、事件を知らない地元住民が増えており、風化を防ごうと市などが企画した。

 パネルは、ビキニ環礁一帯が二〇一〇年に世界遺産に登録されたのを受け、第五福竜丸展示館(東京)で開かれた特別展「イケナイ世界遺産」の内容をまとめたもの。実験が繰り返された経緯や日本への影響を説明するほか、世界中の核被害者を取材してきたフォトジャーナリスト豊崎博光さんが撮ったマーシャル諸島の島民の写真なども並ぶ。

 市の担当者は「生徒たちとその親、地域住民に見てもらい、核廃絶の大切さを学んでもらえれば」と話す。問い合わせは市市長室=電046(882)1111(代表)=へ。 (福田真悟)

 

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