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【神奈川】

<ベルマーレだより>ルヴァン・カップ優勝 快挙を生んだ絆

インドネシアから帰国した斉藤選手(左)と石原選手。残り3試合に全精力を尽くす(湘南ベルマーレ提供)

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 湘南ベルマーレの優勝で幕を閉じたYBCルヴァン・カップ。2000年に「湘南ベルマーレ」というクラブ名で新たな出発を切ってから初となるタイトルに、会場の埼玉スタジアムは大いに湧いた。表彰式を終えた選手たちはピッチでそれぞれに喜びを分かち合った。

 埼玉でそんな歓喜の輪が形づくられた十月二十七日、二人の青年がインドネシアの地でその様子をモニター越しに見守っていた。U−19(19歳以下)アジア選手権を戦っていた斉藤未月(みつき)と石原広教(ひろかず)だ。両選手ともルヴァン・カップ準々決勝までチームの躍進を支え、来年開催されるU−20ワールドカップ(W杯)出場権獲得のため、チームを離れてU−19日本代表に合流していた。

 「やっぱり出たかったですけどね」。斉藤はインドネシアで見た決勝戦に率直な言葉を口にした。それでも「感動しました」と石原が素直に喜んだように、翌日に控えていたインドネシア戦に向けて、仲間の快挙はこの上ない刺激となった。そしてこちらもまた勝利を収めて4強入りし、至上命令とされたW杯への出場権を手繰り寄せた。

 ルヴァン・カップ決勝戦を前に、二人にある人物からメッセージが届いた。今季、ベルマーレに加入し、副キャプテンとしてチームをけん引する梅崎司である。「明日はおまえたちの分も背負って必ず勝つから」。力強いメッセージがスマートフォンの画面に刻まれていた。

 「二人の活躍、成長があったから決勝まで来られたし、その分決勝に出られない悔しさもあったと思う。だからこそ感謝の思いを伝えたかった」。メッセージに込めた思いを梅崎はそう語る。

 振り返れば、梅崎が今季の飛躍のきっかけをつかんだ五月のヴィッセル神戸戦で、自身の今季初ゴールをアシストしたのは石原だった。二人と同じく日の丸を背負って戦った経験のある梅崎だからこそ、そんな頼もしき後輩たちの複雑な心境は痛いほどに分かっていた。「僕たちも勝つので勝利をお願いします!!」。若い二人も力強く答えた。

 今シーズンも残すところリーグ戦の3試合のみとなった。「また湘南の事に集中したい。終盤の戦いに100%、120%のパワーを出せるように」と斉藤は言う。インドネシアで得た代え難い経験とチームへの思い、そして改めて感じた仲間との絆を原動力に、締めくくりの270分を戦っていく。 (吉川真行=湘南ベルマーレ広報)

  【Jリーグ】

■10月6日(A)

湘 南 ○1−0● 鳥 栖

■20日(H)

湘 南 △2−2△ 札 幌

■30日(A)

湘 南 ●0−1○ 磐 田

■11月2日(H)

湘 南 △0−0△ 清 水

  【ルヴァン・カップ】

 ▽準決勝

■10月10日(A)

湘 南 △1−1△  柏

■14日(H)

湘 南 △2−2△  柏

 ▽決勝

■27日

湘 南 ○1−0● 横浜M

※Hはホーム、Aはアウェー

 

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