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【神奈川】

ガラスのススキ、風に揺れ 箱根ガラスの森美術館 秋の風物詩

風に揺らめくガラスのススキ=箱根町で

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 箱根ガラスの森美術館(箱根町)の庭園で本物のススキに交じり、ガラスのススキ(高さ1.5メートル)が太陽光で七色にきらめいている。2010年に始まった秋の風物詩で、今年は昨年より50本多い250本を展示。クリスタルガラスの粒(直径1.4センチ)も5000粒増えて2万5000粒となった。

 館内では特別企画「奇跡のガラスを生んだ華麗なるバロヴィエール一族展」を開催中。今では一般的な透明なガラスは、ガラス職人のアンジェロ・バロヴィエールがイタリア・ベネチアで15世紀末、世界で初めて開発に成功した。それまでのガラスは、原料の成分により青緑色だった。

 700年にわたりベネチアングラスの栄光を支えた一族を知ってもらおうと、国内初の企画展を催した。細い脚で少しの風でも繊細に揺れる「風にそよぐグラス」(1895年)シリーズをはじめ、80点を展示している。岩田正崔(まさたか)館長は「ルネサンス時代、王侯貴族しか持てない天然水晶の器のようなガラスを創り出すことは、職人たちの夢だった。いつの時代も斬新なベネチアングラス作品に挑み続けた一族の情熱を感じてほしい」と話す。

 ガラスのススキの展示と特別企画は共に25日まで。入館料は一般1500円など。問い合わせは美術館=電0460(86)3111=へ。(西岡聖雄)

 

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