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【神奈川】

LGBT社員への対応は 市が企業向け啓発セミナー

企業の担当者らに講演する原さん=川崎区で

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 川崎市は十五日、川崎区内のビルで、性的少数者(LGBT)に企業がどう対応したらいいかを学ぶセミナーを開いた。講師が、性的指向や性自認に基づく嫌がらせ「SOGI(ソジ)ハラ」を紹介。企業が対応しないとLGBTの社員の離職につながり、組織の柔軟性が失われると指摘した。

 講師は、LGBTを支援するNPO法人「共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク」代表理事の原ミナ汰さん(62)。

 NPOが運営する相談窓口には、十代と二十代のLGBTからの相談が合わせて三割以上を占める。友達にも親にも相談できなかった人が窓口で相談したことをきっかけに、他の人に気兼ねなく「相談する習慣が付いてくる」と原さん。窓口の利用で、今後、打ち明ける若者が増えるとの見通しを示した。

 一方、LGBTに対して「四十代、五十代の管理職に嫌悪感が強い」と指摘。人事や施設面で受け入れ態勢を進めるように求めた。参加した平田バルブ工業(高津区)の八巻龍郎取締役総務部長(66)は「社内でLGBTであることを打ち明けた社員はまだいないが、打ち明けられた時の対応を考えなければいけない」と話した。

 セミナーは昨年度に始まり、今年は三回連続講座に拡充した。二回目は十二月二十一日に開かれる。企業向けだが市民も参加できる。問い合わせは、市人権・男女共同参画室=電044(200)2316=へ。 (大平樹)

 

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