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【神奈川】

大磯・旧吉田茂邸「兜門」など 国登録有形文化財に答申

兜門=県公園協会提供

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 国の文化審議会は十六日、大磯町の県立大磯城山公園にある旧吉田茂邸の「兜(かぶと)門」「七賢堂」「サンルーム」を国の登録有形文化財(建造物)にするように文部科学相に答申した。

 吉田茂・元首相が晩年に過ごした邸宅は、政界引退後も多くの政治家が訪れたことで知られる。二〇〇九年三月に原因不明の火事で焼けたが、今回登録の三件は焼失を免れ、創建当時の姿を残している。

 「兜門」は一九五一年のサンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられ、五四年に完成。茶道裏千家の茶室「今日庵(あん)」にならい、兜の形をしている。

七賢堂

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 「七賢堂」は、初代首相を務めた伊藤博文が〇三年、同じ町内の自らの邸宅「滄浪閣(そうろうかく)」に岩倉具視ら四人を祭って建てた「四賢堂」が元となっている。六〇年に旧吉田邸に移され、「七賢堂」となった。内部に岩倉、伊藤、吉田ら七人の肖像画が飾られている。

 「サンルーム」は六三年築で、吉田茂がめでた植物を保管していた。著名な建築家の吉田五十八(いそや)が設計し、当時としては珍しいポリカーボネイトで曲面の屋根が形作られている。

 このほか、平塚市の「原家住宅主屋」など四件、藤沢市の「有田家住宅主屋」など二件の登録を答申。また茅ケ崎市の「下寺尾西方遺跡」を国指定史跡に、国指定史跡の川崎市の「橘樹官衙(たちばなかんが)遺跡群」と茅ケ崎市の「下寺尾官衙遺跡群」の指定地の範囲を追加するよう答申した。 

  (吉岡潤)

サンルーム=いずれも町教育委員会提供

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