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【神奈川】

鎌倉市、本庁舎移転の賛否問う 住民投票条例案を市議会に提出

 鎌倉市議会の臨時会が二十日開かれ、市は、住民団体からの直接請求に基づく市役所本庁舎移転の賛否を問う住民投票条例案を提出した。松尾崇市長は「条例制定には意義を見いだせないばかりか、違法だ」と反対意見を述べた。

 焦点となっているのは、鎌倉駅近くの本庁舎(御成町)を、湘南深沢駅そばの深沢地域整備事業用地に移転する計画。一九六九年にできた本庁舎は、老朽化や津波浸水想定範囲に含まれることなどが課題だった。

 住民団体「市役所移転を問う住民投票の会」は、移転先が河川の洪水浸水想定区域に含まれ、整備費が膨らむなどと指摘。「本庁舎整備に市民の声を反映してほしい」として、八千二百七十人分の署名を集め直接請求した。条例案は、住民投票で「深沢移転に賛成か反対か」を問い、投票結果に市長と市議会は拘束されるという内容。

 松尾市長は「さまざまな角度から議論を重ね、広く市民などの意見聴取に努めてきた」と強調。「この二つの選択肢では市民が明確な意思を示すのは困難。投票結果の拘束は、地方自治法に規定された議会の権限を否定する」と述べた。

 臨時会は二十七日まで。二十二日の本会議で住民投票の会の代表者が意見陳述した後、総務常任委員会で条例案を審議する。 (北爪三記)

 

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