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【神奈川】

横浜・信愛塾が式典 在日外国人の教育支援40年

手話を披露しながら合唱する子どもたち=横浜市中区で

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 外国籍や外国にルーツがある子どもの学習支援や保護者の生活支援に取り組むNPO法人「在日外国人教育生活相談センター・信愛塾」(横浜市南区)の設立四十周年を祝う式典が二十三日、横浜市中区で開かれた。スタッフや支援者、地元の学校関係者ら約百人が四十年の歩みを振り返るとともに、共生社会の実現に向けて思いを新たにした。(加藤益丈)

 信愛塾は一九七八年、市内に住む在日韓国人の教育支援のために設立された。現在は中国やフィリピン、ネパールなどの子どもがスタッフから日本語を学んだり、日本人の子どもと宿題したり遊んだりする交流の場にもなっている。また、経済的な困窮や在留資格の問題を抱える保護者に対する支援も行っている。

 式典であいさつしたNPO理事を務める竹川真理子センター長は「来月の家賃をどうしようかと苦しい時もあったが、子どもが子どもらしく、自分らしく生きるためには居場所が必要。これからも子どもの利益のため頑張りたい」と決意を述べた。

 外国にルーツを持つ児童が六割近いという南吉田小学校(南区)の藤本哲夫校長も来賓として出席。「子どもたちは日本語習得の壁などにぶつかりながらも、精いっぱい生活している。心から安心できる居場所づくりに取り組んでいる信愛塾は最後のセーフティーネット」と感謝の言葉を述べた。

 式典後はパーティーがあり、信愛塾に通う小学一年から中学一年までの各国の子どもたち二十人が「すてきな友達」という歌を手話を披露しながら合唱した。最後に日本語と中国語、タガログ語など五カ国語で「ありがとう」と元気な声で言うと、大きな拍手を浴びていた。

 

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