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【神奈川】

世界の「非平和」見て 9日まで、川崎市平和館で企画展

がれきになった市街地や難民たちを写した写真が並ぶ会場=いずれも市平和館で

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 紛争地域など平和でない状態に置かれた人たちをとらえた写真などを通じ、平和について考えてもらう企画展「非平和展」が、川崎市中原区の市平和館で開かれている。「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクの生涯を説明するパネルや、ナチス・ドイツの強制収容所を描いた絵画の複製も展示している。 (大平樹)

 企画展は、フォトジャーナリズム月刊誌「DAYS JAPAN」の協力を得て、過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘があったイラクの人たちや、空爆でがれきになったシリアの街など、写真八十六点を展示している。

 絵画の複製は、アンネ・フランクも収容されたナチス・ドイツの強制収容所を描いた、故丸木位里・俊夫妻の「アウシュビッツの図」。所蔵する原爆の図丸木美術館(埼玉県)から借りた。

 来場した中原区の海老沢勇さん(83)は小学三年生の時、出身地の水戸市で空襲に遭った。自宅を母と姉と飛び出して逃げた記憶は今も鮮明だといい、平和館の展示について「若い人たちにもっと見てもらいたい」と話した。平和館の担当者は「平和ではない状況を目で見ることで、平和とは何なのかをそれぞれが考えてみてほしい」と話した。

 十二月九日まで。月曜休館。期間中の十二月一日は午後三時二十分から館内で、DAYS JAPAN元編集長で、中東を長年取材しているフォトジャーナリスト広河隆一さんの講演がある。講演に先立ち午後一時半から、広河さんの取材活動を描いた映画「広河隆一 人間の戦場」を上映する。いずれも参加無料。問い合わせは、川崎市平和館=電044(433)0171=へ。

「アウシュビッツの図」の複製

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