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【神奈川】

横浜・保土ケ谷のママさん消防団員 消防庁ポスターに 小口めぐみさん(39)

夫と長女も写るポスターの前に立つ小口さん=横浜市保土ケ谷区で

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 消防団への入団を呼び掛ける総務省消防庁のポスターに、横浜市保土ケ谷消防団の小口めぐみさん(39)=保土ケ谷区=が採用された。夫婦で経営するイタリア料理店でソムリエとして働きながら、長女(8つ)の子育てにもまい進中。「消防団はやりがいのある仕事。多くの女性に活動を知ってもらいたい」と話している。

 子どもの頃、友人の父が団員だったため興味があったという小口さんが消防団に入ったのは二〇一六年八月。まだ長女が幼いため迷っていたところ、イベントで話した女性団員の「子どもがいても活動できる」との言葉に背中を押された。

 普段から立ち仕事のため体力には自信があったが、走れば年上の先輩団員に圧倒され、機材は重くて上手に扱えず「劣等感を味わった」と振り返る。訓練を重ねるうちに機材の扱いに慣れ、救急救命の研修を受けて防災イベントや中学校で自動体外式除細動器(AED)と消火器の使い方を指導するようにもなった。

 そんな最中に、ポスターの話が舞い込んだ。消防庁は子育て中の二十〜三十代の女性で、家族も一緒に撮影に応じてくれるモデルを探していて、市消防局は小口さんに依頼した。恥ずかしい気持ちよりも「小さな子どもがいても消防団活動をできると知ってほしい」という熱意が勝った。

 週末に活動があると家族と過ごす時間が短くなるのは寂しい。ただ、快く送り出してくれる夫(44)や、訓練を見て「ママ、格好いい」と言ってくれる長女のおかげで続けてこられた。

 小口さんは「家族の協力や先輩団員のフォローがあるので充実している。何かあったとき、多くの人を助けられるようになりたい」と語った。

  (加藤益丈)

 

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