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【神奈川】

横浜の製油所 ドローン使いタンク点検 経産省と県が全国で初の実験

タンクの点検でドローンを飛ばす作業員=横浜市磯子区で

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 石油コンビナートで働く作業員の負担と危険を軽減しようと、経済産業省と県は四日、横浜市磯子区のJXTGエネルギー根岸製油所で、ドローンを使って全国で初めて原油タンクを点検する実験をした。 (志村彰太)

 点検したのは、タンク内にある原油の量に応じて上ぶたの高さが変わる「浮き屋根式タンク」十六基。大規模な地震が起きると、上ぶたがタンクの中に沈み込んだり、ふたの上に原油がにじみ出たりして、火災の原因になるという。県によると、二〇〇三年の十勝沖地震(北海道)では、にじみ出た原油が燃える火災が発生している。

 県工業保安課は「大規模地震後は余震の懸念もあり、一週間は作業員がタンクに上ってする点検ができない」と話す。ドローンによる点検は、航空法や消防法などを守れば現状でも可能だが、タンク上に墜落すると火災が起きる危険性があり「行政がモデルケースを示す必要がある」(同課)と考えた。

 この日は、同社社員の立ち会いの下、ドローンを五十〜百二十メートル上空に飛ばし、タンク上部の写真と動画を撮影した。

 今後、経産省などは実験を繰り返し、石油施設の点検にドローンを使う際の指針を策定。災害時に加え、日常点検でもドローンを利用しやすくする。

 

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