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【神奈川】

箱根中で噴火の実験 地球博物館学芸員が出張授業

噴火の実験をする生徒=箱根町で

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 箱根町立箱根中で7日、県立生命の星・地球博物館の学芸員笠間友博さん(60)と山下浩之さん(51)が、火山の説明をする出張授業を行った。2008年から毎年実施。同館の学芸員が単発で出向くのではなく、継続して出張授業をしているのは県内の公立中で唯一という。

 笠間さんらは実験機材を7台持ち込み、溶岩に見立てた給食の廃油と凝固剤、火山灰に見立てた5色の砂で実験方法を説明。1年生50人が廃油の温度別に3グループに分かれて取り組んだ。ペットボトルで廃油と砂を交互に噴き出させ、形状を観察。大屋祐(たすく)さん(13)は「火山の形が違う理由が分かった」とし、島田美玲さん(13)は「箱根火山のことをもっと学びたい」と話した。

 火山は、溶岩の温度が低いほど粘り気が出てドーム状に固まり、温度が高いとすぐに流れ平らに近づく。その中間が富士山のような美しい成層火山になる。噴火のタイプと時期により、箱根には、さまざまな形の山がある。

 同中では、町ジオパーク推進室が制作したデジタル教材などを使い、通常の授業でも箱根火山や芦ノ湖の成り立ちなどを教えている。平塚広校長(59)は「防災面からも、火山への正しい理解や地域への関心を深めることが大切」と語った。 (西岡聖雄)

 

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