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【神奈川】

成熟した観光都市目指す 鎌倉市のマナー向上条例案

鎌倉高校前駅そばの踏切を撮影する観光客ら=鎌倉市で

写真

 鎌倉市が制定を目指す「公共の場所におけるマナーの向上に関する条例」は、観光地としてマナーアップを呼び掛けようというものだ。条例案で市は「『住んでよかった、訪れてよかった』と思われる成熟した観光都市となるため」と基本理念を掲げ、迷惑行為を行わないように努めることを観光客や市民に求めている。 (北爪三記)

 条例案のきっかけは、山中を走るトレイルランだった。市内のハイキングコースで愛好者が増え、ハイカーが接触事故の危険にさらされているとして二〇一四年三月、ハイキングコースでの走行禁止など規制を求める陳情が市議会で賛成多数で採択された。

 市は、ハイキングとトレイルランそれぞれの愛好団体などと協議し、規制の条例化を検討したが、広範囲で監視するのは難しく、実効性を担保できないと判断。一方、市には観光にまつわる苦情も寄せられていることから、市内全域でマナーを守るよう呼び掛けることにした。

 例えば、江ノ島電鉄の鎌倉高校前駅そばの踏切は、二〇一五年ごろから台湾や中国、韓国からの旅行客が目立つように。通行の妨げになるとして対策を求める住民の声を受け、市は一七年四月から土日、祝日を中心に、注意を促す交通誘導員を配置している。春節(旧正月)に伴う大型連休中の今月七日も中国人観光客らがひっきりなしに訪れ、中には車道に出て撮影し、車にクラクションを鳴らされる人もいた。

 条例案で迷惑行為として挙げるのは、狭い場所や混雑した場所での食べ歩きのほか、許可なく「車道で立ち止まるなど車両通行の妨げになるような方法で撮影すること」や、「山道などの狭い場所、混雑した場所で、走りながら歩行者などを追い越したり、すれ違ったりすることや競技会などを開くこと」など。

 市は、十三日に開会する定例市議会に条例案を提出する。

 

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