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【神奈川】

厚木市長選 候補者の横顔

 現職と新人2人の三つどもえの争いになった厚木市長選は、17日の投開票に向けて各候補が支持拡大に奔走している。3人の横顔を紹介する。 (曽田晋太郎)

◇(上から届け出順)

◆佐藤知一さん(さとうともかず)(49) 無新=ネ

世代交代で変革訴え 

 「若い世代の挑戦が、まちの活性化につながると確信している」。世代交代による市政の変革を訴え、県議からの転身を決意した。

 市内の実家は芸者置き屋と料理店を営み、長男として後を継ぐのが必然だった。高校卒業後、「大学に行くくらいなら海外を見たい」とニュージーランドで一年半暮らした後、アジア各国を半年かけて巡り、帰国。伊豆の旅館で修業して調理師免許を取り、家業の料理店で十年働いた。

 家には職業柄、国会や県会などの議員がよく出入りしていて、幼い頃から「政治家が身近な環境で育った」。転機は二十九歳の時。若い力で厚木を変えようと、市議選に立候補し落選。支援者の勧めで三十歳で慶応大に入り、大学三年時の市議選で初当選して学生議員になった。

 座右の銘は「知行合一」。言動の一致を常に心掛ける。趣味は観劇で、少林寺拳法は初段の腕前。妻と長男、長女の四人暮らし。

◆小林常良さん(こばやしつねよし)(69) 無現<3>

手掛けた事業を継続

 「物事が前に進まず苦労もあるが、市民から『ありがとう』と言われると、うれしい」。三期十二年務める市長のやりがいを語る。常に「思いやりを持って市民と接し、相手の立場に立ち、物事を考えてきた」。手掛けた事業をやり遂げるため、出馬を決めた。

 原点は小学生の頃、母が発した「この道が通りやすくなれば皆、喜ぶのにね」との言葉。実家で作った野菜を運ぶため、急勾配の砂利道を二人でリヤカーを押して上った際の話だ。「人さまのために働きなさい、と伝えたかったのだろう」と今も随所で思い出す。

 大学卒業後、市役所に十九年勤め、仕事が思うように進まないのに限界を感じ市議に転身。県議を経て市長に。大学時代は理系で、数字を基に論理的に説明した経験が、四期目のマニフェストなどに生きている。

 座右の銘は「信なくば立たず」。趣味は自宅の庭づくり。木の剪定(せんてい)などをしていると「癒やされる」。

◆石射正英さん(いしいまさひで)(65) 無新=自

文化薫るまちづくり

 市長選挑戦は三度目。「予定はなかったが、(多選自粛)条例に反して立候補する現職に対し、市民からの要望を受けて決意した」

 大学薬学部一年の時、小学校長だった父を院内感染で亡くし、「二度とこうした悲劇を繰り返してはいけない」と決意。日本病院薬剤師会役員として国や政治家との折衝に当たり、「政治が社会を動かしている」と体感した。幼少の頃に聞いた、秦野市議の伯父の「やりがいがある」との言葉が印象に残っており、四十九歳で市議になった。

 中学で始めたトロンボーンを今も続け、高校のブラスバンド部の仲間と楽団を組む。依頼を受けて老人ホームや障害者施設、幼稚園などで演奏している。音楽を通して各都市と連携し「文化の薫るまちづくりがしたい」との思いも秘める。

 座右の銘は、宮本武蔵の「我事において後悔せず」。二歳〜小学三年の孫が六人。「かわいい孫たちと遊ぶのが癒やしの時間」

 

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