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【神奈川】

旧日本軍が与えた危害 横浜で戦争展 従軍慰安婦や細菌兵器研究などパネル230枚

重慶爆撃を解説するコーナー=横浜市神奈川区で

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 日中戦争と太平洋戦争で旧日本軍が与えた危害に着目した「知ることで未来が見える 戦争の加害 パネル展」が十六日まで、横浜市神奈川区のかながわ県民センターで開かれている。従軍慰安婦や東南アジアでの華僑大量殺害、細菌兵器研究などをまとめた二百三十枚のパネルが並ぶ。

 戦時中の旧日本軍と政府について調べている複数の市民団体でつくる「記憶の継承を進める神奈川の会」が主催。「空襲や原爆投下などの被害は語り継がれているが、加害者としての日本を忘れてはならない」として二〇一六年から毎年開いている。

 中国国民党・〓介石政権の臨時政府があった重慶に旧日本軍が焼夷(しょうい)弾を投下した「重慶爆撃」のコーナーでは、壊滅した街の写真に加え、生存者の証言を基にした絵を展示。血を流して倒れる家族や、防空壕(ごう)で折り重なるように亡くなっている人たちが描かれている。七三一部隊と並んで細菌兵器の研究をしたとされる「一〇〇部隊」なども紹介している。

 会のメンバー北宏一朗さん(77)=平塚市=は「今年は開催前に保守系団体から抗議が来たが、立場の違いを超えて事実を知ることが大事」と話す。

 入場無料で十六日午後二時からは、中学校の社会科教諭が歴史教育の現状を語る講演会がある。問い合わせは同センター=電045(312)1121=へ。 (志村彰太)

※〓は、くさかんむりに將

 

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