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【神奈川】

アート拠点 復活 横浜に「バンカートStation」発信の場に

新高島駅構内にオープンしたバンカートStation=横浜市西区で

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 2004年の創設以来、芸術と文化を発信してきた「BankART(バンカート)1929」(横浜市中区)の新拠点が、西区の新高島駅構内にオープンした。老朽化で昨年3月に閉鎖した中区の旧拠点は20年東京五輪・パラリンピックのエンブレムを考えたデザイナー野老(ところ)朝雄さんが制作の場にするなど、「芸術文化都市」を掲げる市の象徴的な場所になっていた。 (加藤益丈)

 「バンカートStation」と名付けられた新拠点は、倉庫として使われていた地下一階の千平方メートルの空間に芸術や建築関係の本が置かれ、スタジオやギャラリー、イベントスペースとして利用。隣接する通路の一角は気軽に芸術に触れられる場にし、映像作品などを紹介している。

 併せて、ギャラリーとして「バンカートSILK」をシルクセンター(中区)に開設。現在、瀬戸内海の島や世界地図をモチーフにした映像作家高橋啓祐さんの作品が並ぶ「映像と身体」展が開かれている。

 バンカートは横浜の中心・関内周辺の古い建物を生かし、芸術を通じて街の活性化につなげる市のプロジェクトとして始まった。〇七年にNPO法人化。旧拠点は現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」の主会場にもなり、芸術を横浜に呼び込む中心的役割を担ってきた。

 NPO代表でアートディレクターの池田修さん(61)は「多くの作家や建築家が横浜に滞在するようになった。新拠点も愛してもらえるよう実績を積み上げていきたい」と語った。

     ◇

 バンカートStationで三月一〜二十四日、企画展「雨ニモマケズ(Singing in the Rain)」が開かれる。旧拠点閉鎖後、旧東横線横浜−桜木町間の高架下に設けた「R16〜国道16号線スタジオ」で活動した芸術家や建築家ら十五組二十八人が作品を展示する。入場無料。問い合わせは同NPO=電045(663)2812=へ。

 

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