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【神奈川】

巡視艇「すがなみ」あす引退 平成時代の浦賀水道見守る

最後のパトロールを終えて船艇基地に戻る「すがなみ」=横須賀市で

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 一九九〇年一月に就役した横須賀海上保安部の巡視艇「すがなみ」が十五日で引退する。首都圏周辺の海や太平洋などを管轄する第三管区海上保安本部の最も古い巡視艇で、今月初旬に最後のパトロールを終えて船艇基地(横須賀市)に戻ると、隊員が「お疲れさま」と拍手で出迎えた。

 同艇は同市沖で八八年、海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と釣り船が衝突し、三十人が死亡した事故を受け、管制態勢の強化を目指して配備された。一日約五百隻の船が行き交い、「世界一過密」とされる太平洋と東京湾をつなぐ浦賀水道のパトロールを主に担当。千葉県沖で二〇〇八年にイージス艦「あたご」と小型マグロ船が衝突、漁船の父子二人が死亡した事故の初動捜査にも当たった。

 平成元年の一九八九年に完成した同艇。老朽化が進む中、甲板や配管などの修理を重ねながら、大きな事故なく平成の最後の年を迎えた。小笠原健太船長(31)は「乗組員が日頃の整備を欠かさなかったおかげ。私もすがなみと同じく平成元年生まれで、最後の日々を一緒に過ごせて感慨深い」と話した。 (福田真悟)

 

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