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【神奈川】

「藤沢の文化の原点」 一遍上人描いた遊行かぶき公演

過去に公演された「一遍聖絵」(遊行舎提供)

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 藤沢市の市民劇団「遊行舎」は三月八〜十日、市内の湘南台文化センターで「一遍聖絵(ひじりえ)」を公演する。国宝でもある同名の中世絵巻を題材に、鎌倉時代の僧侶で、家も家族も捨てて全国を流浪し、「踊り念仏」を広めた一遍上人の生涯をたどる。 (吉岡潤)

 劇作家の白石征(せい)さん(79)が主宰する遊行舎は「藤沢独自の文化を発信しよう」と、一九九六年から語り芸のルーツといわれる中世の説経節を現代的に解釈して表現する「遊行かぶき」の公演を重ねている。「一遍聖絵」は二〇〇五年以来、四度目となる。

 鎌倉に入ろうとして幕府に拒まれた一遍は、片瀬浜(現在の藤沢市)で「踊り念仏」を催す。白石さんは「鎌倉とは違う、藤沢の文化の原点がここにある」と説く。「人間は生まれるときも死ぬときも一人孤独であり、それを認識しなければ無常には立ち向かえないというのが一遍の思想。そこに立ち返ってみようと考えた」と話す。

 開演は八日午後六時、九〜十日午後三時。料金は前売り二千八百円など。十日午後一時からはシンポジウム「一遍聖絵と芸能 藤沢文化のルーツをめぐって」(無料)も開かれる。問い合わせは遊行舎=電0466(34)9841=へ。 

 

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