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【神奈川】

4年制看護大 22年開学へ 川崎市計画案、定員100人

4年制大学に移行する市立看護短期大学=川崎市幸区で

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 川崎市は、三年後に開学を目指す四年制看護大学の整備基本計画案をまとめた。現行の市立看護短期大学(幸区)の施設を活用し、一学年の定員は百人にする。介護が必要な高齢者を地域で支える仕組みづくりのため、鍵となる保健師の育成にも着目。保健師の養成コースを新たに設置する方向で検討する。 (石川修巳)

 看護短大は市が一九九五年に開設し、三年間で看護師を養成。二〇一二〜一六年度の新卒者三百八十九人のうち、55%にあたる二百十五人が市内に就職したという。

 四年制への移行は、看護人材の安定的な確保が狙いだ。その背景には、四年制大学への進学を希望する学生が多いことに加え、全国的に四年制の看護系大学の急増がある。

 市によると、県内だけでも、高校卒業から看護師、保健師などになる四年制コースは、横浜市立大や県立保健福祉大など十二大学にあるという。

 現在の看護短大は一学年八十人。一般入試の受験者数は、九六年の八百六十人をピークに減少傾向にあり、昨年は百五十二人。学生の確保が難しくなってきているという。

 三年間で看護師を養成できるメリットの半面、教育課程が過密になるという課題も。市は「これ以上のカリキュラム充実は困難」と説明。医療の高度化やニーズの多様化への対応も視野に、四年制大学化の必要性を挙げている。

 現行の短大施設を生かし、大規模改修せずに対応できるようにする観点から看護大学は一学年百人に設定。開学後は当面、市の直営で大学を運営する。市は二二年四月の開学を目指し、二〇年十月に大学設置認可を申請する方針。計画案を市のホームページで公表しており、三月七日まで市民から意見を募集している。

 

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