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【神奈川】

消えた地名から地域の歴史探る 市民研究会 川崎区中心に 26日から企画展

「地名とくらし」を主催する川崎地名研究会の菊地恒雄さん=高津区の日本地名研究所で

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 バス停や通りなどに残る名前を手がかりに、地域の歴史をひもとく企画展「川崎市南部の地名とくらし」が二十六日から、川崎区の東海道かわさき宿交流館で始まる。主に川崎区内の旧河川と橋の名前、消えた町名と由来などを約六十枚のパネルで紹介。当時の暮らしや歴史を知るヒントにしてもらう狙いだ。 (石川修巳)

 企画展は市民団体「川崎地名研究会」(高津区)が主催。メンバーたちが昔の明細図を手に街を歩き回り、地名につながる痕跡を探した成果を発表する。

 たとえば、川崎区境町(さかいまち)のバス停や歩道橋などに名前が残る「さつき橋」。川の流れは見えないけども、交差点の脇には「皐月(さつき)橋」と刻まれた石柱があり、すぐ隣の石碑には方角とともに村名の表示も。かつての堀之内村や大島村、渡田村などを結ぶ大切な道だったことが分かるという。

「皐月橋」と刻まれた石柱。かたわらの石碑には、方角と村名が表示されている=川崎区で

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 展示では、暗きょになった川の跡に残る橋の名前のほかに、新宿(しんしゅく)や上並木などの消えた町名、特徴のある街道沿いの地名として棒鼻(ぼうばな)、八丁畷(はっちょうなわて)なども紹介する。

 三月二日には、午後二時から「地名はおもしろい」と題したトークショーも交流館内で開催。かわさき歴史ガイド協会、川崎区誌研究会の協力も得て、「地名談義」に花を咲かせたいという。

 日本地名研究所の事務局長も務める川崎地名研究会会長、菊地恒雄さん(75)は「地名は自然や人々の暮らしなど、文化的な特徴を醸成する要素のひとつ。歴史とのつながりを再発見してもらいたい」と話している。

 企画展は三月三十一日までで、午前九時〜午後五時。入場無料。毎週月曜日は休館。京急川崎駅から徒歩約六分、JR川崎駅北口東から約十分。問い合わせは交流館=電044(280)7321=へ。

 

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