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【神奈川】

鎌倉市文化財、新たに4件指定 室町時代の鉄製籠手など

本覚寺文書聖教のうちの1通(いずれも鎌倉市教育委員会提供)

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 鎌倉市教育委員会は、出土した室町時代の籠手(こて)など4件を新たに市の文化財に指定した。今回の指定により、市指定文化財は325件となった。

大倉幕府周辺遺跡群出土の鉄製籠手

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 4件は、「大倉幕府周辺遺跡群出土の鉄製籠手」1点(市蔵)と「鎌倉彫屈輪文三足卓(ぐりもんさんぞくしょく)」1基(室町時代、鎌倉彫協同組合蔵)、「絹本著色(けんぽんちゃくしょく) 五百羅漢図」1幅(江戸時代、円覚寺蔵)、「本覚寺文書聖教(しょうぎょう)」2巻、1冊、12通(計15点、本覚寺蔵)。

 市教委によると、このうち鶴岡八幡宮(雪ノ下)の東約600メートルに位置する大倉幕府周辺遺跡群の発掘調査で出土した鉄製の籠手は、甲冑(かっちゅう)の腕に当てる部分で、長さ約60センチ、幅約18センチ。15世紀前半に作られたとみられる。出土例は全国的にも珍しく、特に中世のものは希少といい、鎌倉歴史文化交流館(扇ガ谷1)で展示している。

 日蓮宗の本覚寺(小町1)に伝わる15点は、室町〜安土桃山時代の文書と、仏教の経典である聖教。室町時代以降の鎌倉の法華信仰の拠点だった同寺が、北条早雲ら小田原北条氏の当主から特権を保証されていたことを示す文書も含まれ、保存状態も良いという。

  (北爪三記)

 

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