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【神奈川】

蟹ケ谷古墳群 現地見学会 来月2日、発掘内容を説明

昨年の現地調査の様子

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 川崎市内で現存する唯一の前方後円墳を含む「蟹ケ谷古墳群」(高津区蟹ケ谷)について、市教育委員会は3月2日、発掘調査の内容を説明する現地見学会を開く。2012年度に始まった本格的な調査は11年の東日本大震災がきっかけ。複数の大学研究者が調査団をつくり、古代川崎の様子を解明する取り組みが続けられている。 (大平樹)

 市教委によると、本格調査以前、古墳群は三つの円墳で構成されると考えられてきた。東日本大震災を受け、市教委は市内の文化財の被害状況を一斉に調査。これがきっかけで古墳群を調べたところ、古墳の一つが前方後円墳である可能性が高いと分かり、本格調査が始まった。

 市内の前方後円墳は、戦前には幸区南加瀬にも存在していたが、市内に進出した工場の土地造成などで削られて姿を消した。現存が確認されているものはここが市内で唯一。これまでの調査で、古墳群は六〜七世紀ごろにつくられたことが判明したほか、古墳の可能性が高い地形がさらに二つ見つかり、前方後円墳とみられる古墳からは埴輪(はにわ)の破片などが出土した。現在は、古墳の形や規模、埋葬施設などの確認が進められている。

 見学会は午前十時、十一時、午後一時、二時の四回あり各回約四十分。参加無料。雨天時は翌三月三日に順延する。小雨決行。汚れてもいい服装での参加が望ましいという。

 蟹ケ谷古墳群への行き方は、東急東横線の元住吉駅から井田病院行き市バスで「中原老人福祉センター入口」下車徒歩約十五分、または溝の口駅から蟹ケ谷行き東急バスで終点「蟹ケ谷」下車徒歩約二十分。県立中原養護学校=中原区井田三の一三の一=北側の神庭(かにわ)緑地にある。

 見学会の問い合わせは、市教委文化財課=電044(200)0403=へ。

見学会に参加した人たち=いずれも高津区で(市教育委員会提供)

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