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【神奈川】

葉山の山口蓬春記念館で収蔵品展 本の装丁や劇団パンフ

蓬春が表紙を描いた歌舞伎や劇団の公演パンフレットなどが並ぶ会場=葉山町で

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 葉山町一色にある日本画家山口蓬春(一八九三〜一九七一年)の記念館で、蓬春が手掛けた本の装丁や舞台美術の監修など、デザインに関わる仕事に着目した収蔵品展「山口蓬春・アートディレクターの世界」が開かれている。三月十日までの前期、同十二日〜四月七日の後期を通して計約六十点を展示する。 (北爪三記)

 北海道生まれの蓬春は、東京美術学校(現東京芸術大)日本画科を首席で卒業。帝国美術学校(現武蔵野美術大)教授や日展理事などを務め、六五年に文化勲章を受章。四七年から亡くなるまで同町で暮らした。

 学芸員の吉田敬さん(39)は「蓬春は生涯、新しい日本画を追求し、作風も変化したことで知られるが、デザイン的な仕事も手掛けていたことを知ってほしい」と話す。

 会場には、蓬春が表紙を描いた歌舞伎や劇団前進座の公演パンフレット、装丁をした室生犀星の著書「杏っ子」、新橋演舞場の緞帳(どんちょう)の原画「白蓮木蓮(はくれんもくれん)」などが並ぶ。十五歳の時、「水彩画指南」という本を模写し、自らデザインした本の表紙などもある。

 月曜休館で入館料は一般六百円、高校生以下無料。問い合わせは同館=電046(875)6094=へ。 

 

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