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【神奈川】

<財徳健治のマンスリーフロンターレ>J1開幕 まずまずのスタート

 J1が23日、開幕しました。Jリーグ史上、鹿島アントラーズしか成し遂げていない3連覇(2007〜09年)に挑戦するシーズンです。それだけではなくアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)、ルヴァン・カップ、天皇杯との未経験の2冠、3冠…にも照準を合わせています。

 昨季の最多得点、最少失点が示すバランスの取れたチーム力は近年でも傑出しています。すべてのクラブが目の色を変えて「打倒・川崎フロンターレ」で臨んできます。待ち受ける厳しい戦い。それも王者ならばこそ。これほどぜいたくな環境はありません。

 J1第1節より一足早くシーズンの開幕を告げる富士ゼロックス・スーパーカップは16日、埼玉スタジアムに5万2587人の大観衆を集め、天皇杯優勝の浦和との間で行われました。昨年はC大阪に敗れましたが1−0で勝利。小さいけれど、まずは1冠です。

 内容もすばらしいものでした。得点こそ1点でしたが、被シュートはわずか1本。あの歴戦の勇者にとってクラブ史上ワーストの記録でした。圧倒的にボールを支配し、相手がじだんだを踏むような試合でした。

 浦和に準備が整っていなかった面があるのを割り引いても、全体が連動した守りは、また一歩前進した手応えがありました。鳴り物入りで加入した元ブラジル代表で12年ロンドン五輪の得点王、FWレアンドロ・ダミアン(29)の豪快な初ゴールも今後に期待を抱かせるには十分でした。

 そして、J1開幕のFC東京戦。守りを固めた相手を崩しきれずスコアレスドローに。DF4人にMF4人がブロックを構築して、縦へのパスを警戒する守りに手を焼きました。

 特に風下の前半は選手の距離感やパスの長短、強弱の使い分け、相手の背後スペースをつく動きなどがうまくいかず、攻撃は停滞。後半にはかなり修正されてFW小林悠(31)のシュートがGKの好守に阻止されていなければ…とも思わされました。

 試合がいつも思い通りに運ぶとは限らない。MF守田英正(23)の「プランを描いていたがうまくいかないことの方が多い」は本音でしょうし、MF中村憲剛(38)の「課題は自分たちで分かっている。あとは決める(点を取る)だけ。やり方を変える必要は全くない」も本当でしょう。

 第2節の相手、鹿島は初戦を落としているだけに意気込みも違うはずです。それをはね返し、「まずまずのスタート」に加速をつけたいところです。 (スポーツライター)

富士ゼロックス・スーパーカップ

 ■2月16日

 川崎○1−0●浦和

Jリーグ

 ■  23日(H)

 川崎△0−0△FC東京

 (注)Jリーグの試合でHはホーム

 

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