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【神奈川】

夢見ケ崎の歴史を絵本で 縄文時代までタイムスリップ 幸区のNPO

夢見ケ崎を舞台にした紙芝居「ふしぎにゃトンネル」を手にする石渡裕美さん=幸区で

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 川崎市の夢見ケ崎動物公園(幸区南加瀬一)があり、「加瀬山」の呼び名で親しまれてきた丘を舞台に、地域の歴史をたどる絵本が新たに完成した。夢見ケ崎の寺にすむネコの「ブサ」を案内役にタイムスリップし、時代とともに移り変わってきた風景をモチーフにした物語。親子で楽しみながら、わが街への愛着を育みたいとの願いを込めた。 (石川修巳)

 タイトルは「ゆめみがさきの ふしぎにゃトンネル」。地域と区役所が連携して街の魅力を発信する事業の一環で、NPO法人はたらくらす絵本制作委員会に参加するまささん(まさ出版代表)らが手掛けた。

 二十三日には、日吉合同庁舎(南加瀬一)で開催される「さくらフェスタ日吉」で、午前十時二十分と同十一時の二回、絵本の読み語りが行われる。

 物語は、公園内にある樹木カイヅカイブキの茂みをタイムトンネルに見立てて過去の世界へ。工業都市として発展した明治時代や稲作が盛んだった江戸時代、関東最大級とされる古墳がつくられた古墳時代、そして海に浮かぶ島だった縄文時代にさかのぼり、高層マンション、商業施設の建設が相次ぐ現代に戻る。

 子どもをひざに乗せ、親子で楽しむシーンを想定して、絵本はA5サイズに。紙芝居も制作し、ともに四月から幸区内の図書館で貸し出す。史実を踏まえた内容にするため、地元の日吉郷土史会の協力も得た。

 絵本制作に合わせて、加瀬山にまつわる思い出を公募。「小学生だった僕は友達と段ボールを敷いて斜面を滑ったり、遠くの景色を眺めたりした」(五十代男性)、「小さかった子どもたちの姿と、必死に子育てしていた自分の姿がよみがえります」(三十代女性)などのエピソードが寄せられた。

 このプロジェクトを発案したはたらくらす代表理事の石渡裕美(ひろみ)さん(39)は「歴史を知り、もっと身近に感じてほしい。郷土史への関心を育むツールにもなれば」と話している。

◆園の裏側を見よう 24日、夢見ケ崎動物公園で催し

 川崎市夢見ケ崎動物公園は24日、動物との触れ合いや餌やり体験などを楽しめる「春の動物園まつり」を開催する。今年で19回目。

 地域住民や企業などによる「夢見ケ崎動物公園サポーター」が運営を支援する。ふだんは入れない調理場などのバックヤードツアーなどもある。

 午前10時〜午後3時。小雨決行。入園無料。まつり当日は動物公園駐車場を利用できない。問い合わせは同園=電044(588)4030=へ。

 

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