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【神奈川】

<統一地方選>前半戦 きょう投開票 知事選、継続か刷新か

 知事選と県議選、相模原市長選、横浜、川崎、相模原の政令市議選は七日投開票される。選挙戦最終日の六日、無所属現職で三選を目指す黒岩祐治さん(64)=自民、国民民主、公明推薦=と、同新人の岸牧子さん(62)=共産推薦=の知事選候補二人は、大勢が訪れる横浜駅などで支持を訴えた。両候補の公約を振り返る。 (志村彰太)

 黒岩さんは二期八年で進めてきた、病気になる前から対策を取る「未病改善」を発展させて「笑いあふれる百歳時代の実現」を掲げる。高齢化が進む一方、要介護認定率が下がっている横浜若葉台団地(横浜市旭区)の取り組みを例示し、「コミュニティー(地域のつながり)の再生こそが健康長寿社会の鍵」と主張。笑いを科学的に分析し、「県民の笑いを増やす」という目標を挙げる。

 岸さんは「神奈川県民は、全国平均より多くの県民税を払っているのに、教育や医療、福祉の予算が少ない」と現県政を批判。小児医療費の十八歳までの無償化、国民健康保険料の軽減などを掲げる。中学校給食を新たに導入する市町村に独自の補助金支給も公約に入れた。「知事として、国の悪政に対する盾になる」とし、県内の米軍基地の撤去と九条改憲の反対を国に求めるとしている。

 ◇ 

 知事選と県議選は午前七時〜午後八時に投票を受け付ける。投票所は前回二〇一五年より三カ所少ない千六百六十カ所。午後十一時ごろまでには両選挙とも大勢が判明し、翌午前一時に開票作業が終わる見通し。

◆県議選 各党かく戦った 

 <自民県連・小此木八郎会長> 新しい時代に向け、地域経済の活性化や暮らしの安心安全の確保など地域の声に耳を傾け、地方と国がしっかり連携し、課題解決に全力で取り組む覚悟を訴えた。多くの県民に共感いただけたと実感した。

 <立憲民主県連・阿部知子代表> 67人の候補者を立て、うち新人29人で戦った。女性は16人と4分の1弱だが、新人も女性も積極的に擁立を図り、政治の質を変えたいと訴え、有権者の皆さんに共感していただけたと思う。

 <公明県本部・上田勇代表> 「小さな声を聴く力」をスローガンに、地域に貢献し、県民の安全と生活を守ると強調してきた。防災・減災、医療・介護、子育て支援など幅広い分野の実績や政策を、明確かつ具体的に訴えた。

 <国民民主県連・石上俊雄代表> 理想を掲げるだけでなく、偏らない、現実的な政治の重要性を最後まで訴え、多くの共感をいただいた。候補者のぶれない信念と地元・地域への情熱が多くの皆さまに届いたと確信している。

 <共産県委員会・田母神悟委員長> 消費増税ストップ、国保料値下げ、福祉の心を持った自治体をつくる、平和を願う一票をと訴えた。知事選も市民と野党の共同を追求して戦った。自公政治への怒りと党への期待が数多く寄せられた。

 <神奈川ネット・佐々木由美子代表> 社会的困難を抱える若者・子ども・高齢者の政策、子育て介護の社会保障政策などを訴えた。市民主体のまちづくりを目指し、カンパとボランティアの参加型選挙で、政治への市民の参加を広げた。

 <維新の会県総支部・串田誠一代表> 消費増税の前に議員定数を減らすはずではなかったかという怒りの声を感じた。議員が身を切ってから国民に負担をお願いするのが順序。維新は地方でも議員の数や報酬を削減する戦いをしてきた。

 <自由県連・樋高剛代表> 政治が機能しないと暮らしは改善できない。議員削減や行政改革を通じ、既得権に風穴を開ける真の改革を行う。生活者・働く仲間・消費者の立場に立った「生活が第一」の神奈川をつくると全力で訴えた。

 <希望・松沢成文代表> 維新の会と連携協力して街頭で政策を訴え続け、多くの有権者に期待と激励をいただいた。自民でもない、反対野党でもない、改革保守の第三極をつくるという政治理念を貫き、令和の政治改革を推進していく。

 <社民県連・金子豊貴男幹事長> 憲法改悪阻止、脱原発、消費増税反対、カジノ誘致反対、基地の騒音解消、保育・介護の充実などを訴えた。遊説や駅頭で積極的にチラシを受け取ってもらい、多くの方から激励をいただいた。

 県議会の党派勢力順。議席がない政党は国会での勢力順。

◆知事選期日前投票 5日までに55万人 前回同期比25%増

 県選挙管理委員会は六日、知事選の期日前投票者数が五日までに五十五万八千九百四十一人に上ったと発表した。有権者全体の7・31%に当たる。

 前回同期比で約25%増加した。市町村別で前回同期より増えたのは、二・三九倍となった伊勢原市(五千八十二人)や、一・八七倍の小田原市(一万二千二百五十四人)など。

 一方、県議選が無投票当選となった平塚市(七千七十五人)や座間市(三千八百五十一人)、逗子市(三千七百十人)などでは前回を下回っている。 (北爪三記)

 

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