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【神奈川】

先端技術で生活豊かに 川崎区で来月 電動車いす世界大会

2016年にスイスであった前回大会の様子(川崎市提供) (c)ETHZurich / Alessandro Della Bella

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 身体障害者が日常生活で直面する課題を、先端技術を使って解消しようとする競技大会「サイバスロン」の電動車いす部門が五月五日、川崎市川崎区の市スポーツ・文化総合センター(カルッツかわさき)で開かれる。国内外の大学やベンチャー企業などのチームが、段差やスラローム(ジグザグ)などの課題に挑む。 (大平樹)

 サイバスロンの公式ホームページによると、大会は二〇一六年にスイスで第一回が開かれ、電動義手や義足など六部門で競った。二〇年にスイスで予定される第二回を前に、一九年は一部門ずつの競技大会を川崎の他に、ドイツやオーストリアで行う。川崎大会は、サイバスロンを提唱したスイス連邦工科大チューリヒ校や川崎市、川崎商工会議所などでつくる実行委員会が主催。

 市の担当者によると、首都圏で会場を探していたスイス側から開催の打診があった。市も、二〇二〇年の東京五輪・パラリンピック大会に向けて障害者が暮らしやすいまちづくりを進めていることから、共催を決めた。国内から千葉工業大や慶応大理工学部、東大とトヨタの合同チームなど五チーム、海外からロシアやギリシャのベンチャー企業など四チームの計九チームが参加予定。

 川崎大会では、各チームごとに肢体障害者が車いすに乗り、スラロームですり抜けたり、斜面や階段を乗り越えたりするほか、車いすに乗ったままロボットアームでドアを開けて通過するなどの課題で競う。課題をクリアするのにかかった時間より、正しく安全に乗り越えたかどうかを重視して採点する。

 市オリンピック・パラリンピック推進室の担当者は「障害者を支援する技術開発に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話し、観戦を呼び掛けている。観戦は無料だが、「サイバスロン車いすシリーズ」の公式ホームページから事前登録が必要。問い合わせは、同室=電044(200)0160=へ。

 

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