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【神奈川】

シャンデリア…県庁本庁舎 戦前の正庁復元 来月3〜5日に一般公開

復元された正庁=いずれも県庁で

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 一九二八年に完成した国登録有形文化財の県庁本庁舎で、戦前に昭和天皇の写真などを祭っていた「奉安殿(ほうあんでん)」がある四〜五階吹き抜けの一室「正庁」の復元工事が終わり、県は五月三〜五日午前十時〜午後四時に一般公開する。

 県によると正庁は「建物の正面」の意味で、主権者が天皇だった戦前は、自治体庁舎に必ず設けられていた。元日や二月十一日の「紀元節」(現在は建国記念の日)などの際、儀式で使用されたという。

 本庁舎の正庁は百七十平方メートル。格式ある建築に用いられる「格天井(ごうてんじょう)」、直径一・三メートルのシャンデリアがあり、床の一部は寄せ木模様だった。戦後は昭和天皇の写真を取り外して、床にタイルをかぶせ、約二メートルの高さに蛍光灯を設置して執務室として使用。九八年にはシャンデリアも分解・撤去していた。

 県有資産の有効活用を目的に、昨年六月から一億四千万円かけて復元。シャンデリアと床、奉安殿の布張りなどは建設当時の物をそのまま生かした。今後、定期的に一般公開するほか、海外の賓客を迎える会場、県内市町村長との会議場などの用途で使う。

 五月三〜五日の一般公開では正庁の他に、大会議場や屋上なども開放する。問い合わせは、県庁舎管理課=電045(210)2620=へ。(志村彰太)

復元前の正庁(県提供)

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