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【神奈川】

「民家園開設への情熱」描く 市内2カ所 来月10日から「市民劇」

稽古する「日本民家園ものがたり」の出演者たち(川崎郷土・市民劇上演実行委員会提供)

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 川崎の歴史や、ゆかりのある人物を取り上げる「川崎郷土・市民劇」が五月十日から市内二カ所で上演される。今回は、古民家が保存されている日本民家園(多摩区)の誕生秘話を描いた作品。市の文化遺産ともいえる施設がどのように造られたのか。開設に携わった市職員を主人公にドラマ化されている。 (安田栄治)

 川崎郷土・市民劇は、公募による出演者とプロのスタッフらによって二年ごとに行われ、これまでに六作品が上演された。「日本民家園ものがたり」には、主婦や医者、元看護師など、小学五年生から八十三歳までの三十一人と、プロの俳優などが出演する。脚本家の小川信夫さんの作品を劇団前進座の鈴木龍男さんが演出した。

 民家園は一九六七(昭和四十二)年に開園した。昭和三十年代の市内には仕事を求めてやってきた地方労働者が多く滞在していたといわれている。当時の市職員で日本民家園の初代園長となった古江亮仁(りょうにん)さんが設立に向けて奔走し、心のよりどころを求めていた労働者らの気持ちをつかんでいく姿を描いている。

 上演実行委員会の担当者は「自身の損得を顧みず古民家は川崎の財産だと主張し、市民のために民家園開設に力を注いだ古江さんの情熱に触れてほしい」と話している。

 川崎郷土・市民劇は、市民文化の向上と町づくり推進を目的に二〇〇六年から始まった。

 今回の公演は五回行われる。十日午後六時半と、十一、十二の両日午後二時から多摩市民館。また、十八、十九日の午後二時からエポックなかはら(中原区)で上演する(開場はすべて開演三十分前)。

 入場料は前売りで一般二千九百円、親子券(親と小・中学生)三千五百円、学生・障害者千円(当日券はすべて三百円増)。指定席券は前売りのみで三千六百円。問い合わせは、川崎郷土・市民劇上演実行委員会事務局=電044(555)0588=へ。

日本民家園ものがたりの開演を伝えるチラシ

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