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【神奈川】

随所に漂うクラシック感 クイーン芦ノ湖 きょう新時代への船出

豪華ホテルのような船内=箱根町で

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 箱根町の芦ノ湖で二十五日に就航する新型海賊船「クイーン芦ノ湖」が報道関係者に公開された。運航会社「箱根観光船」の七代目海賊船で、外装のメインカラーは金色に輝く。船内の壁や天井などには木材が多く使われ、豪華ホテルのような威容で新時代の湖上を進む。

 船は全長三十五メートル、五百四十一人乗り。内外装を初めてデザイナーに依頼し、建造費は十二億五千万円と過去の海賊船より二億五千万円以上高い。JR九州の豪華列車「ななつ星in九州」などをデザインした水戸岡鋭治さん(71)が指揮。豪華列車を手掛けた職人らが結集して船を仕上げた。

 普通船室(二百三十八席)は一、二階で、五百円の室料が必要な特別船室(八十七席)は二階にある。三、四階はデッキで風を受けながら展望を楽しめる。

 幸せと平和を願う「女王陛下の船」として、これまでの海賊船にあった大砲の装飾はない。床は、樹種が豊富な箱根で発達した寄木(よせぎ)細工を採用。多彩な木材を組み合わせて創る寄せ木の模様で、共生や調和の美しさを表す。

 船室の窓枠は額縁のようにし、絵画を見るかのように景色を堪能できる。くぎを使わず木を組む格子状の間仕切りや戸袋など随所にクラシック感を漂わす。子どもやお年寄りが座りやすいよう、高さが異なる三通りの座席を備えている。

 船首のシンボルは、翼を持つ古代ギリシャの女神をモチーフに、祈りのポーズにした。水戸岡さんは「世界の観光客を癒やす温泉地を見守る船として、平和や安らぎ、くつろぎの空間を演出した」と話す。乗船料は片道一般千円など。問い合わせは箱根観光船=電0460(83)6325=へ。 (西岡聖雄)

 

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