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【神奈川】

開港160周年記念 横浜の歴史を振り返る 中区で企画展や写真展

チャイナドレスの歴史を解説する伊藤さん=横浜市中区で

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 横浜の開港百六十周年を記念し、幕末〜現代に横浜華僑の女性が着た伝統衣装から横浜の歴史を垣間見る企画展「装いの横浜チャイナタウン−華僑女性の服飾史」が、横浜市中区の横浜ユーラシア文化館で開かれている。伊藤泉美副館長は「古い伝統衣装と思われているチャイナドレスは、実は比較的新しい。服装の変化から横浜華僑の歴史を知ってほしい」と話している。 (志村彰太)

 伊藤さんによると、清朝時代の中国では、漢民族の女性は上下が分かれたゆったりとした服装をしていた。一九一二年に中華民国が成立し、西洋化の影響などでチャイナドレスの原型となるワンピース型の「旗袍(チーパオ)」が誕生。女性の普段着で、動きやすさを求めて余裕を持たせた形だった。

 戦前は中国の動向が横浜華僑にも反映され、旗袍のデザインや流行はほぼ同時に変遷した。戦後に国交が途絶えると、横浜や香港などで独自に変化。体のラインを強調し、深いスリットが入ったチャイナドレスが生まれ、晴れ着として使われるようになった。

 会場には、時代ごとに旗袍とチャイナドレスの変化をまとめた写真と衣装、副装品など計百七十点を展示。旗袍を着て街中で談笑する女性を写した戦後間もない頃の写真や、パーティーで着ていたとみられるチャイナドレスなどがある。五月五日午後五時、同二十四日と六月二十八日午後三時に、伊藤さんによる展示解説がある。

 同じ建物にある横浜都市発展記念館では、平成の横浜の変遷を見る写真展「平成を振りかえる〜みなと点描」が開かれている。

再開発前の横浜赤レンガ倉庫(横浜都市発展記念館提供)

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 横浜港の風景などを撮影している写真家五十嵐英寿(えいじゅ)さんが撮った十九枚を展示。観光施設として整備される前の横浜赤レンガ倉庫(一九八九年)や、横浜博覧会開催中のみなとみらい(MM)21地区(同年)、開港百五十周年記念で設けられた象の鼻パーク(二〇〇九年)などの写真が並ぶ。

 青木祐介副館長は「横浜を象徴する場所の多くは平成の間に整備された。変化を感じ取ってもらえれば」と語った。

 両展とも六月三十日までで原則月曜休館。入場料は服飾史展が大人三百円、小中学生百五十円、写真展は無料。問い合わせは両館とも=電045(663)2424=へ。

 

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