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【神奈川】

前天皇ご夫妻ゆかり こどもの国で振り返る平成

前天皇、皇后ご夫妻の結婚60年を記念して植樹されたアタミザクラを紹介する為石さん=横浜市青葉区で

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 平成最後の日となった三十日、前天皇、皇后ご夫妻ゆかりのこどもの国(横浜市青葉区)では来園者らがあいにくの雨の中、鮮やかに映える新緑に囲まれ、バーベキューなどを楽しみながら、それぞれの平成を振り返った。

 自然を楽しみに友人と訪れたという、横浜市神奈川区の無職岩沢静枝さん(74)は「バブルが崩壊して災害も多かった。戦争もなく終わったから平和だった」と振り返り、次の令和が「いい年でありますように」と願った。

 川崎市麻生区の会社員岡本賢治さん(67)は「昭和は高度成長。それに比べると平成は目新しいものもなく、落ち着いた時代だった」と話し、小学校に入学したばかりの孫娘を見ながら「次は孫たちの時代」と口にした。

 屋根の付いたボートをこぐ夫と息子二人を眺めていた同区の主婦井上恵美さん(45)は「小四の長男は『大みそかみたいに遅くまで起きて令和を迎える』と張り切っていた」と話した。

 虐待やいじめといった子どもの問題に長年関わってきた園長の為石摩利夫さん(64)は「ここは子どもだけでなく、保護者のための場所でもある。親子で少しでも同じ空間で同じ時間を過ごしてもらいたい」と語った。

 こどもの国は、一九五九年に前天皇ご夫妻の結婚で集まった祝い金を基に建設された。ご夫妻の「子どもたちの施設を」との思いもあり、自然の中で伸び伸びと走り回れるような施設が計画され、六五年五月五日に開園。丘陵地帯にある広さ約百ヘクタールの敷地内には、広場や牧場、遊具のほかSL列車などが走っている。来園者の九割が子ども連れという。 (福浦未乃理)

 

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