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【神奈川】

<ベルマーレだより>自身を見つめ成長の3年  存在感放つ岡本選手

豊富な運動量で「湘南スタイル」を具現する岡本選手(湘南ベルマーレ提供)

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 二〇一六年に浦和レッズから加入した時にはあどけなさの残る雰囲気だった。三年の時を重ね、二十六歳の岡本拓也はまぶしいほどに存在感を放っている。

 湘南ベルマーレで過ごす四年目、サポーター待望の完全移籍、副キャプテンにも就任した。心優しく穏やかな青年はピッチに立つと獅子のごとく激しく、サッカーに取り組む。

 激動の三シーズンを過ごしてきた。一年目はJ2降格の辛酸をなめ、二年目にJ1昇格、昨年はルヴァンカップ制覇。いつも歩みを止めない岡本の姿がピッチの中にあった。

 試合に出続けているからこそ感じる責任。J2やルヴァンカップで優勝したとき、人目もはばからずに流した涙が、重圧の中で戦っていたことを物語る。

 苦しさをしなやかに受け止め、自分の力に変える強さを持っている。なぜそのようになれたのか。意外な答えが返ってきた。

 「プロ二年目のころ、練習の紅白戦にもほとんど入れてもらえない時期がありました。どんなに頑張ってもダメだと思い、全く練習に身が入っていない時期を過ごしてしまった」

 「自分が招いたことなのだから自分にはね返ってくるということが分からず、うまくいかないのを人のせいにしていた」

 「その時のことをすごく後悔しています。どんな状況でも、全ては自分次第なんだと今はそう強く思っています」

 謙虚に自身を見つめて悪循環を脱し、希望を見出した。後悔する過去があるから自分を律することができる。「見に来てもらった人に何かを感じてもらえるプレーをしたい」。その姿を見てほしい。(遠藤さちえ=湘南ベルマーレ広報)

 

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