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【神奈川】

高潮浸水想定地図を策定 横浜・平沼橋駅付近で3.5メートル

横浜市中、西区などの浸水想定図(県提供)

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 大型台風の襲来時に東京湾で発生する高潮に備え、県は川崎、横浜、横須賀、三浦各市の「高潮浸水想定区域」と、避難の目安となる「高潮特別警戒水位」を定めた。浸水の深さと継続時間別に色分けした地図にし、県ホームページ(HP)に掲載。四市は同区域などに基づき、具体的な避難・防災計画づくりを進める。

 死者・行方不明者三千三十六人を出した室戸台風(中心気圧九一〇ヘクトパスカル、一九三四年)級の台風が、満潮時に上陸したと想定。海面が平常時よりも二・三一〜三・二九メートル高くなり、四市で計六八・六平方キロが浸水する試算結果になった。

 浸水深はJR川崎駅北口付近(川崎市川崎区、幸区)で五メートル、相鉄線平沼橋駅付近(横浜市西区)で三・五メートル、JR久里浜駅付近(横須賀市)で二・五メートルなど。ほとんどの区域で浸水は十二時間以内に解消されるが、川崎市川崎区と幸区の一部では二十四時間以上継続する場所もある。

 警戒水位は、四市の沿岸を地点ごとに分けて設定。海抜一・四メートル〜三・〇五メートルに達すると、県が「高潮氾濫危険情報」を発し、沿岸住民に屋内の高い場所への避難を促す。気象庁発表の高潮警報が事前に高潮発生を予測して出すのに対し、氾濫危険情報は実際に水位が上昇して危険が差し迫っている場合に出す。

 同区域と警戒水位の設定は二〇一五年改正の水防法に基づき、全国の都道府県が進めている。県は相模湾沿いでも、本年度内に定める。 (志村彰太)

 

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