東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 神奈川 > 記事一覧 > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【神奈川】

松田町を救え 姓発祥の地、消滅可能性都市! ネットで寄付募り、女性の活躍拠点目指す

ふるさと納税を呼び掛けるサイトに掲載されている画像

写真

松田人のカードの見本(松田町提供)

写真

 松田人(びと)募集します−。有識者組織の日本創成会議から消滅可能性都市に挙げられた松田町は、女性が輝く拠点づくりのため、ふるさと納税型クラウドファンディング(CF、インターネットによる資金調達)を始めた。同町は松田姓の発祥地とされ、全国の「松田さん」や町に関心を持つ人に協力を求め、「消滅回避」を目指す。 (西岡聖雄)

 消滅可能性都市とは、二十〜三十九歳の女性が二〇一〇年から四〇年までに半分以下に減り、存続が危ぶまれる自治体を指す。その可能性が高いと指摘された町は「松田を消滅させない大作戦」に取り組み、その一環で女性の活躍拠点をつくることにした。

 千二百万円かけて県の旧松田土木事務所を夏をめどに改修。カフェやコインランドリー、共用キッチン、子育て支援センターを備え、インターネットで日本中に届くラジオなどの発信設備も設ける。番組の企画と運営は有志の女性が担う。NPO法人「松田活性化協会」が施設を管理し、起業を希望する女性向けセミナーなども開く。

 資金の一部に充てるCFの目標額は百万円。六月末まで募集し、返礼品として額に応じた地元特産品を用意した。「松田人」のカードももらえ、松田人限定のフェイスブックグループに参加できる。オンライン会議などを通じて町と関わり続けられる仕組みだ。寄付はCFサイト大手「マクアケ」を通してしてもらい、町は松田姓の人でつくる各地の親睦団体「松田会」にも呼び掛ける。

 町によると、藤原氏の子孫の豪族、波多野氏が源頼朝から同町一帯を与えられ、松田氏を名乗ったのが松田姓の始まり。本山博幸町長は「全国に三十万人とされる『松田さん』らに発祥地を知ってもらい、松田ファンを増やしたい」と期待。同社広報の林優さん(26)は「姓のルーツに着目したCFは珍しく、反響に注目したい」と話した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報