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【神奈川】

箱根警戒レベル2 大涌谷の業者「早く収まって」

噴気を上げる20日の大涌谷(箱根町提供)

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 火山活動が活発化した箱根町の大涌谷で営業する業者が二十日、町の許可を得て立ち入り禁止区域に入った。箱根山の噴火警戒レベルが十九日に2(火口周辺規制)へ引き上げられ、店舗などに行けなくなった事業者への救済措置。午前中の二時間だけ立ち入りを認め、飲食店や土産物店など二十一業者の車五十二台、計百二十二人が町職員と共に入り、商品や事務機器などを持ち出した。 (西岡聖雄)

 町内の和菓子製造販売瀬戸弘之さん(77)は「噴気量はいつもと同じ印象」と話し、「大涌谷は主要な販売先。四年前は一年以上立ち入り禁止になり、給料を支払えなくなる寸前に陥って、従業員七人のうち二人が辞めた。今回は早く収まることを願うばかり」と続けた。食料品を週一回納入している男性(72)は「ガス濃度が少し高いと感じたほかは、いつもと変わらない感じ」と語った。

 気象庁によると、四年前にレベル2に引き上げる直前の火山性地震の数は百十六回。その後、多い日は四百回を超したが、今回は十八日が四十三回、十九日が七十四回、二十日は午後七時現在で四回。県温泉地学研究所の滝沢倫明・火山対策調整官は「火山性地震の数や山体膨張など地殻変動を示すあらゆる数値は今のところ、一五年の火山活動に比べてはるかに低い」と説明。山口昇士町長は「風評被害が起きないよう正確な情報を発信する」と強調した。 

 

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